どうせ
「不要不急の外出は控えなくちゃいけないんだから」
ということで、本を読みまくっている私。
昨日買った『むかしの味』を楽しみながら、以前読了した西成活裕先生の『東大の先生!文系の私に超わかりやすく高校の数学を教えてください!』を再度読み直すことにしました。
私流、総合的な知識を頭に入れる方法「ノートに書く!」
実は、この本を読んだ後、復習のために再度この本の中学校数学バージョンを読んだのですが、
まぁ、なんの問題もなく読めちゃったので、
じゃ、もう一回こっちを読もうと思いました。
で、前回は通読メインで、読んでいたのですが、今回は愛用の読書ノートにポイントを書きながら読み進めています。
先に言っておきますが「ノートを取っても1から10まで頭に入る」というわけじゃないですよ。
ただ、こうやってメモ取っていると、ただ読んでいるより内容が整理されて頭に入ってくるんです。
大学時代から、試験前は教科書と授業時に書いたノートをもとに
再度ノートを作る、ということをやっていました。
深夜のガストで、他の大学に行った友人とテスト前にドリンクバーをお代わりしながら、大学ノートにひたすらガリガリとまとめを書いていくわけです。
このノートは、人に見せないのであくまでスピード重視。
ただ、事前にコレをやっておくと試験の時、スラスラと話の筋が出てきてくれて
一応教授がA(優)をくれる答案が書けたんですよね。
それもあって、頭に何か入れるときには、ノートに書くのが習慣になっています。
読み直すほど「内容を全部マスターしたくなる」一冊
さて、この本なんですが、計算式や公式を棒暗記させることを目的とせず
「考えの大本になる、基本的な考え方を分かりやすく解説する」ことをまず、大事にしています。例えば、等比数列の和に関しても、
大数学者ガウスの少年時代のエピソード
「1から100まで全部足すといくつになるか?」を一瞬で解いた話を枕に振って、
1,2,3,4,5…,100の数列に
100,99,98,97,96…,1になる逆順の数列で対応する数を合わせると101が100個できることから
101×100=10100を計算し、
これを2で割って5050だとはじき出したと解説してくれるんで、
あーなるほど、こうすればできるんだ、というイメージ付けをしてくれるんです。
いきなり、初項aとか、公差dとかやらないから、ホントに助かる。
また、計算もほとんど自分で解かなくてよく、iPhoneの計算機やExcelなどの機能を使って数学を「使う」ための手ほどきもしてくれる。
自分は、以前も書いたけど
「高校の指導方針で数学の知識がすっぽり抜け落ちたまま」大学に行っちゃったので
このレベルから教えてもらえるとホントに助かります。
一方で西成教授は「数学は役立つもの」というモットーで、
読者にどうしたら便利なツールである数学を役立ててもらえるかという視点も入っているので、
読んでる私もついつい
この一冊を丸々、モノにしちゃいたい!
と思うようになっています。
やっぱり、用語は覚えておいた方がいいな…
最近分かってきたのは「数学用語を知っといた方が得」ってことです。
先ほども述べた通り、西成先生は数式や変数の記号などの前に概念や
どうして公式が出来上がるのかを教えてくれるのですが、
最終的には、用語を使うんです。
それは、便利だからじゃないかと。
昔の私だったら、とんがってたから
「なんでそこで記号を使うんだよ!」みたいな突っかかり方してたと思うのですが、
ここまで丁寧に説明されて、やっぱり記号を使っているのをみていると、
英語が英単語や文法を知らなきゃお話にならない、と同じくらい
この本に出ることは絶対的に大事なんだ、と思うようになりました。
これまで、
①どっから始めたらいいか分からない
②数式がどういう意味か分からない
とさんざっぱらダダをこねてきた私ですが、
ここまでかみ砕いてくれたら、努力すれば何とかなりそう…だと思います。
とりあえず何回も読んで、頭に叩き込んでいこうと思います。
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