「いっきに学び直す日本史」通読1ヶ月目

歴史

今年に入って、一年かけて「いっきに学び直す日本史」を読み通してみようと、1ヶ月が経ちました。

以前「一気に読めない日本史」とエントリーを書いたように、とにかく硬くて一気に読むには骨が折れます。

そこで、条件付けをして、この本を読むことにしました。

それは「電車に乗る時は必ず携帯し、1ページでも読む」を習慣付けることにしました。

それまでは、スマホを取り出したり、他の本も読んだりしていたのですが、今年はこの本全2冊を読了するまでは、電車の中ではこの本「だけ」を相手にしています。

逆にそれ以外の時は、ほとんど開くことはありません。

ストーリーを楽しむ事より、書かれていることを丁寧に読んで理解する読み方なので、おのずとスピードは落ちますが、片道で30分ちょっとの時間は、この本に集中しています。

中学校の教科書との違い

ここでも以前書いたのですが、僕は昨年末、今の中学校で使われている歴史教科書を読み通しました。

中学校のレベルは一言でいえば、「大まかな流れを教えることに徹している」と思います。

知識量を絞り、「知識ゼロ」の人でも少しずつ全体像を把握させるための本です。

知識量を絞り…と書いていますが、脚注までしっかり読み通したら中々のボリュームになりました。

しかし、ちょっと物足りないのは「なぜそのように、人は動いたのか?」とか、「ここら辺、もうちょっと詳しく」って所があちこちにあったことです。

その点、「いっきに〜」は記述はかなり丁寧で情報量も多いですね。体感的には7、8倍くらいでしょうか。

丸暗記は諦めた

そんな量ですから、初めからゴリゴリ暗記して読むなんてムリ!!

最初は意気込んで、「ここを覚えよう!」と透明な付箋を貼っていったのですが、ドンドン量が増えてしまいました。

こんなことしてたら、「理解するためなのか、付箋を貼るためなのか?」が分からなくなるんで、付箋を貼るペースを落としました。

そのかわり、今読んでいる部分を丁寧に読むという形に落ち着きました。コレが結果として良かったんだと思います。

もうね、大学入試なんか受けないわけですから、とにかく理解が第一!

忘れたっていいじゃない、人間だもの!

1ヶ月でどこまで進んだか?

ノンビリ読んでいるつもりですが、中学校レベルで仕込みをしたのが効いているみたいでまあまあ順調です。

旧石器時代から弥生時代、古墳時代、飛鳥、奈良、平安と時代が進み現在は鎌倉幕府まで進みました。

この本のいいところは、「日本と他国との関係」がわかるように、他国の情勢もキチンと抑えてくれているところです。

学生時代には、とにかく「暗記!」だったことにこんな意味があったのか!といちいち腑に落ちる。

そうすると不思議なもので、その時その場にいた人は「何を考え、どんな解決策を立てたのか」というのが理詰めで分かる。

この面白さはたまりませんね!

例えば、古代中国王朝の史書「宋書」に残る「倭の五王」にしても、朝鮮半島に持っていた任那と同盟国百済の連合が、新羅、高句麗連合に対峙するために、当時の中国王朝だった宋の力を利用して、二国に圧力をかける目的だったと考えると、ものすごく納得です。

新しいシステムを取り入れる…という、現代でもよくある話が昔からずっと続いていたこと、そのシステムを取り入れてもそれは何十年単位で陳腐化して歪みを生じてしまうことなどは、現代の日本国憲法を考える上でも重要な示唆を与えてくれているなぁ…って思ったりします。

また、班田制から荘園に移り、天皇の権力が家臣であるはずの貴族に移っても、天皇から与えられる地位が彼らの権威を裏書きするところ、それがきしみを起こしながらも100年くらいは長く続くことや、

実際には物理的に力を持つ武士が台頭しても、ガラリとプレーヤーが入れ替わらずにそれぞれがお互いの地位や力を利用しながら徐々に社会が変わっていくのも人間の社会らしくって面白いと思います。

古代・中世は時間のレンジが比較的長い事で、かえって変化が見やすいんだなぁ、と改めて感じました。

それに近現代に比べると、古代や中世は今の日本とは全く違うシステムで動いているので試行錯誤がどのように転がっていくか、というのも面白いですね。

2月からは鎌倉から南北朝時代、室町時代と進むわけですが、僕自身、一番分からないのがこの南北朝時代と室町時代なので、丁寧に読み解いていこうと思います。

ちなみに私は紙の本に愛着を持っているのですが、そのようなこだわりのない方にはかさばらずに持ち歩ける電子書籍版もおススメです。

最後まで読んでいただきありがとうございます。この記事が面白かったら下のボタンをポチっとしていただくと励みになります。
ブログランキング・にほんブログ村へ

コメント

タイトルとURLをコピーしました