社会人にもおススメ「中学教科書」

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先日、振替休日を利用して地元の押田謙文堂という書店に行って来ました。

目的は「中学校の歴史の教科書を買いに行く」こと。

キッカケは秋口に読んだ百田尚樹の「日本国紀」。最後まで目を通してみて、一部はそうだね〜と思うところもあったのだけど、やっぱりなんか違う。

利き酒の後で口を洗うように、もうちょっと硬めの通史で、ざーっとお口直しをしたくなりました。

それなら、手っ取り早く逆側の、それもしっかりとした裏付けのありそうなものをと考えた。まぁ一番いいのは教科書だろう。それもザックリ読めるのなら中学校レベルのヤツがいいんじゃないか?そう思って買って読み始めたわけです。

ちなみに購入したのは東京書籍の歴史の教科書でした。

それにしても、今の教科書って版型が大きいね。私の時よりも一回りは大きいし、しかもフルカラー印刷!!

図やイラストも多いし富本銭とか、和同開珎とかのコインは実物大になっている。

そして、内容だけど一言で言うと「分かりやすい」。高校レベルだとかなり複雑で入り組んだ内容も出来るだけ流れを抑えるためになんでしょう。かなりシンプル。

それでいて、読み込むと中々のボリュームになる。適度に歯ごたえがある内容になってました。

具体的な範囲は、日本史と、日本史の理解のために必要な海外の歴史がミックスされたものです。

最近、「応仁の乱」が新書でベストセラーになったりと、ワンテーマで取り上げる視点も面白いのですが、もうちょっと俯瞰して見る通史の視点って、学校で習ってからは離れてしまっている人も多いはず。

また、個人の力量で通史をまとめ上げるのは大変な作業で、まとまりを欠くだけならまだしも、内容の検討を行うのが難しい。

もちろん教科書だって万全ではないです。ただ比較的、まとまりがついているのは間違いないです。

そういう、俯瞰の視点をもう一度学び直すのに、教科書は結構便利です。

購入出来るのは、学校教材を扱う書店に限られますが、価格は700円ほどという破格の安さも魅力です。

教科書の取り扱い書店の検索はこちらから

僕らの頃には無かった内容も面白い。

例えば歴史をより身近に捉えてもらおうという「私たちの歴史研究隊」のコーナー。

資料の集め方や整理、発表の方法まで懇切丁寧に書かれていて、社会人のプレゼンにも応用できそうです。

中には図書館の図書分類法といった、図書館を利用するときに使えそうなものもあります。

あと、感心したのが分からないことや決着してない論争には両論併記がされていること。

まぁ、読み手の力量や意欲でいくらでも新しい知識をくっつけられるように工夫された内容になっているのです。

まさにコレから色々な知識を付けて生きる知恵を養ってもらわなきゃいけない人向けの様々な工夫で、もういい加減なオジさんである僕にも中々楽しい内容なのです。

こういった編集方針はもっと評価されてもイイんじゃないかなぁ、って思います。

追記:平成30年12月31日に教科書を読了しました。

一部?となるところもなくはありませんでしたが、概ね公平な記述がされているように思います。

あと、今回読んでみて特に感じたのが、8年前の東日本大震災が教科書に反映され、貞観地震を始めとする歴史上の震災にワンコーナーを設け、「われわれは長い歴史の中で多くの震災を経験してきた」ことを示しています。

このような考え方、まさに「歴史に学ぶ」ということだと大変感銘を受けました。

また現代のみならず近未来でも主要な問題になるであろうエネルギー問題にも触れています。

歴史とは、過去→現代だけでなく、現代から未来を窺う際にも大事である、という見方はおおいに賛同できるところでありますね。

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