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チョコを捨てて、シールを取るなんてしなかった、ワイのビックリマンの思い出

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なんか、今朝Xを開いたら、こんな投稿が飛び込んできた。

マクドナルドのハッピーセットのオモチャだけ取って食べ物を捨てる不届き者に怒っている人が多いけど今50歳前後の人は自分が子供の頃にビックリマンのシールだけ取ってチョコやアイスを1度も捨てた事がないのだな。子供の頃に道路に捨ててあるチョコや溶けたアイスを何度も見たけど。歴史は繰り返す。

 

なんじゃこりゃ、と思いましたよ。

なんか、この人の投稿だと、そこいらにチョコやアイスを捨ててあったみたいな書きっぷりじゃないか?

いくらバカなガキでもそんなヤツ中々おらんぞ。

そんなわけで、あくまで埼玉県北本市周辺での「ビックリマン事情」を思い出しながら書いてみることにした。

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当時のビックリマンは買い占めできない売り方をしていた

まず、最初に…当時のビックリマンシールはチョコレートのおまけだったのが、

コレクションアイテムとして、ブログ主が小学生だった1980年代後半くらいに人気が出てきました。

あんまり人気が出すぎて、商品はいつも品薄。

それなんで、小売店(スーパーとか駄菓子屋)にもそんなにロットが回ってこなかった。

ひとつのお店に40個入りのボール箱がひとつとか、ふたつとか。

それでもどっからか「入荷日」が分かるんで、スーパーの入荷日に自転車飛ばして買いに行っていたようです。

ようです、というのはブログ主は「自分でも買うけど、お小遣いが続かないからシール集めに参戦できない」くらいの

フツーの庶民の子どもだったんで。

しかもひとつ30円のビックリマンチョコですが、一人当たりの買える量って決まってたんですよ。

だから買い占めはできなかったんです。

実は箱の中で、ヘッドの位置は決まってたが…

しかしながら、シールなら何でも良かったというわけでもなく…

みんなが狙うのは40パック入りのボール紙の箱に一枚だけある「ヘッド」と呼ばれていたレアシール。

これ、後で知ったのですが、出荷時にヘッドの位置は決まってたらしいのです。

当然、子どもたちはどこからか噂を聞きつけて「この辺で出るらしい」という事を吹聴して回ってた。

だが…これが出ないんですよ。

やっぱり噂はガセだったか…とガックリする。

だけれど、これも後で聞いたんですが、スーパー側がチョコを入荷すると、すぐ中身をシャッフルしてしまったそうです。

よくよく考えたら、ヘッド目当ての人は、残りの39個は興味がないんだから

そんなに簡単に見つけられたら困るわけです。

それなんで、狙いに狙ったヤツに当たりが来ないで、お付き合いで買った子に回ってくる…なんていうのも「あるある」で

私はそのパターンで、ヘッドロココのシールをゲットしました。

ビックリマンチョコのレアシール

ラメ入りやホログラムなんかも入ってるヘッドはみんな欲しがってた

ガチャガチャでニセモノが出回る

そんな人気を博したシールでしたから、他者もそういった「シール付き商品」の開発に血道をあげるようになりました。

それだったらまだ、いいんですが…

当時「コスモス」というガチャガチャがアチコチにありまして、そこのカプセルでビックリマンシールのヘッドが出る、ということで

そこに小遣いを突っ込む輩も登場しました。

裏を見ると皆さまお馴染みのロッテのロゴに、ちょっと細工した「ロッチ」だったり

シールの印刷がぼやけていたり、とさりげなーく、ニセモノ感を漂わせていました。

子どもの中でも、カプセルのシールは「ニセモノ」の認識はあって、ロッチのチの字を針かなんかでカリカリ削って、

ホンモノと称して売ってたヒネたガキがいたそうです。

当然、真贋を見抜く目を持っていたガキも登場したり、果てはトレーディングカードのように価値を算定して交換レートを決めたヤツもいたりして…

ブログ主の高校時代の後輩は、この手のシステム作りがメチャクチャ上手くて

川口のビックリマンシールの流通を束ねてた、と豪語してました。

ブームが去って…儲かった人の話

まぁ、そこまで熱狂的に流行ったビックリマンシールでしたが、流行りが終わるとみんな興味を失ってコレクションを手放す人が続出。

そんな中、「要らないならオレにくれ」と言ってセッセと集めていたのが、私の友人で

みんなからタダでもらって相当量のストックを所有していました。

彼…それを大事に取っておいて、

みんなが思い出のアイテムとしてヘッドを金で買うようになり、プレミアがつくようになるまで寝かせた、というから驚きです。

実際結構儲かって、それを元手に商売をはじめて、今でも事業をやって頑張ってるんだから

大したもんだと思います。

世の中、いろんな人がいます。

マスクを買い占めて在庫の山を築くヤツや、任天堂switch2を転売しようとして、返り討ちにあう人間、

そして、今ハッピーセット目当てで食いきれない量のマックを注文する

「食べてもいいが残すな」が口ぐせのウチのじーちゃん(焼け跡派)が聞いたら往復ビンタが飛んできそうなのもいるみたいですね。

まぁ、どんなことでもそうだと思うのですが、

「慌てる乞食はもらいが少ない」ってのは、真実なんじゃないかしら…と思う、今日この頃です。

最後まで読んでいただきありがとうございます。ブログ主のモチベーションになりますんで、この記事が面白かったらTwitterリツイートやシェアボタンで拡散、よろしくお願いいたします。

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