一昨日、昨日と「大岡越前」「水戸黄門」の2タイトルの「お年寄りの交通安全シリーズ」を見てきたわけだが
今日は時代劇の交通安全映画、第3弾で「鞍馬天狗のお年寄りの交通安全」をご紹介します。
前2作と違うのは、鞍馬天狗はシニア世代(当時)には「昔懐かしいコンテンツ」であること。
今回の筋立てはどういった形になるのか?楽しみです。
今回の鞍馬天狗は「紙芝居」から鞍馬天狗本編に繋がる
「大岡越前」がビデオ番組で、「水戸黄門」はロケ現場からといった形で
交通安全の啓発パートと、時代劇パートの2段構えでいくのが「お年寄りの交通安全」シリーズの鉄板になっています。
鞍馬天狗の時代劇パートが、紙芝居を演じているシーンにつながって…
今回は、由美かおるさん演じる婦人警官が、手づくりの紙芝居で「鞍馬天狗」を上演している、という設定のようです。
参加者は、昔懐かしいヒーローが紙芝居上演されて「いやぁ、なつかしい」と大喜び。
しかし、大事なのは交通安全。
ここで、最前列にいた老夫婦が、漫才さながらの掛け合いを見せます。
紙芝居の中で、ぼーっと道を歩いていた老婦人が大八車にひかれてしまったのをきっかけに
「私たちはそんなことない!」と胸を張る奥さまに、由美さんは「そうでしょうか」と。
旦那さんが、由美さんの前でいいカッコしようと、交通ルールを守る!とメモを読み上げると
そのわきから奥さまが「あなた破ってばかりじゃない!」とまぜっかえす。
そこから、この2人と由美さんの間で「ヒヤリ、ハッと」な経験を共有する、という形になっていきます。
時代劇はオリジナルキャストながら、本格的
鞍馬天狗はこの作品制作時に番組制作されていなかったですが、キャストに手を抜いていないのはさすがです。
鞍馬天狗は橋爪淳さん、相手役の近藤勇には伊吹吾郎さん、と中々重厚な感じがしてよろしい感じ。
時代劇パートは例によって、見せる筋立てで
幕末の勤王の志士たちが、巻き上げた金を運んでいる(例によって、猛スピードで突っ走る)ときに、老婦人をはねる。
そんで、勢い余って通りの店に車が突っ込んでしまい、
運ぶ側もひとり足をくじいて、新選組に捕らえられてしまいます。
しかし、連れのご主人が「あれは、さがしていた甥っ子だ」とビックリし、なんとか救い出してやろうと鞍馬天狗が活躍します。
鞍馬天狗の活躍で、無事新選組から解放された甥っ子ですが、
世直しのために行っていたはずの勤王の志士たちが、金目当ての御用盗だった、と知って
(足をくじいてるんだから、よせばいいのに)かつての仲間に抗議に行きます。
こりゃ大変だ、と黒装束に白馬を駆って、甥っ子の救出に向かうわけです。
果たして、鞍馬天狗の運命やいかに…交通安全そっちのけで息を呑むような展開なのは、前に紹介した2作と同様ですね。
夜に黒装束、白馬の鞍馬天狗から…夜の交通事故の話題に
そこで「なんで鞍馬天狗は黒装束なんだろ?」と紙芝居を見ていたおじいさん
「見えにくい方がいいからよ」とおばあさんがまぜっかえして、じゃ、私たちの交通安全では見えにくいと怖いですよね、と転がる。
そこで、夜間には明るい服や反射材を付けた方がいいですね、となり
そこから、夜の道で自分のライトと、対向車のライトに照らされることで、人が消えたように見えにくくなる「蒸発(グレア)現象」の話になります。
グレア現象は初めてのパターンですね。前2作から4年経っての制作なので
この間にさらに内容のアップデートが進んだということでしょうね。
というわけで、一昨日から3日連続で「お年寄りの交通安全」シリーズを紹介してきましたが、数年の時間を置くと、
啓発するものもちょっとずつ変わって来て面白いです。
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