夜中にアパートの鍵がぶっ壊れて家に入れなくなり、夜の地元をさまよった話

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昨夜は前の会社で働いていた時に、

公私で親しくさせていただいたお客様にご馳走になった。

ちょっと先輩だけど同世代で、私の仕事をすごく買ってくれた人。

連絡を取ってくれるだけでもありがたいのに鉄板焼きをご馳走になり、ウイスキーの美味しいのをいただいて

その上、「僕が全部奢るから」と言ってくれて

恐縮するやら、ありがたいやら。

私はホント、周りに恵まれてるよなぁ…

そんな感じで帰宅して、自分の部屋を開けようと鍵を差し込んで回そうとしたら

…なんだ?意外に固いぞ…

ガチャガチャやってたら、鍵の真ん中からポッキリと折れてしまい

折れた鍵はシリンダーの中に…

 

や、やっちまった(´・ω・`)。時間を見ると午後11時半を回っている。

こんな時間では、不動産屋さんも大家さんもお休み中である。

あとは温かい布団にくるまって寝るだけ…だったはずの私の長〜い夜はこうして始まった。

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午前0時台…とりあえず寒さをしのぐ場所探し

ノーベル賞作家、アルベール・カミュはこの世界は不条理に満ちている、と喝破し

その著書「シーシュポスの神話」で、その不条理に立ち向かうことこそが人生である、と高らかに人間賛歌をうたいあげた…

そんな、小難しいことを言ってても、寒さは現実である。

寒さに立ち向かってたら、せっかく治った風邪をぶりかえしかねないので、ここはさっさと退却して巻き返しを期することにした。

幸い夕方の強い風は止んでいるのが幸いだが、とりあえず近所のシティホテルに行ってみた。

空き部屋は、あった。ただ持ち合わせがなく、チェックインに至らず。

…そうだ、1キロくらいのところにマンガ喫茶があった!あそこに行くべ!

とトコトコ歩いて行ったら…

いつのまにか漫喫が焼肉のかみむら牧場に模様替えになっていた(´・ω・`)

…あたしゃ、先輩に絶対服従の「ダ明治大学卒」だが

この時はさすがに、我が大学の大先輩

かみむら牧場の運営会社の創業者をグーパンで殴りたくなった(´・ω・`)

グーパンで殴りたくなった大学の大先輩

しからば…次はどこへ行く?となった時、やっとカラオケボックスを発見!

飛び込んで事情を話したらこの時間は1時間いくらしか選べないところ「特別に朝まで定額でいいですよ〜!」と

地獄に仏の神対応!!!

さすが!カラオケまねきねこ!!アンタはえらい!?

午前1時半、とりあえず一人カラオケしてみた(`・ω・´)

そんなわけで寒さをなんとかカラオケボックスでしのぐ算段がついた。

とりあえず一安心である。

ドリンクバーでコーヒーなんぞを飲んでたら酔いはドンドン覚めてくし

もう、自分の不幸を呪う前に、絶好の話のタネを全力で膨らませることを決意した。

まずは決意表明とばかりに西武ライオンズ球団歌だった「地平を駆ける獅子を見た」を熱唱da!

80〜90年代の覇者の歌で勢いつけて

今度は現代の強豪、ソフトバンクホークスに乗り換えて「いざゆけ若鷹軍団」。これがイントロで調子づくと、サビで声が出なくなる歌として有名。

これも蚊の鳴くような声で歌い切った。

その後、X-JAPAN やビートルズ、カーペンターズととりあえず、知ってる曲を片っ端からいれてやけくそで歌いまくった。

さすがに ”Let It Be” (あるがままに)をネタで入れたら、

「今のワイは、あるがままに…ってより、move about in confusion(右往左往する)だなぁ…」と妙におかしくなって歌えなくなってしまった。

午前5時、ラストスパートで朝飯を!!

そんなわけで、朝の5時にカラオケまねきねこが閉まるんで退店。

このころには酔いもすっかりさめたんで、その足でファミレス行ってモーニング!ちょっと早いけど

腹が減っては戦はできん!!

寒かったんでスープバーお代わりしまくって、睡魔に耐えて午前7時45分。

この時間なら起きているだろうと、大家さんにヘルプコール。

電話には出なかったけど、すぐにコールバックが来て「あらあら大変ねぇ。行ってくれればウチに泊めてあげたのに」とのお話。

…いくら私がど厚かましくても、さすがにそれはムリです(´・ω・`)。

それはともかく、鍵が折れちゃって、ドアが開きませんと伝えたら、こっからはホント早くて

大家さん、すぐさま不動産屋さんのホットラインを発動。連絡を受けた不動産屋さんは、すぐさま鍵屋を差し向ける手配をととのえてくれた。

大家さんは何も言わなくても「大丈夫。料金はコッチで持つから」と心強いお返事。

鍵屋さんも隣町から超特急で飛んできた。

どうやら、この手のトラブルはよくある話みたいで、鍵屋さんはシリンダーに刺さってたカギ先に、折れた部分を合わせるように突っ込んで

バンバン金づちでぶっ叩き、そこから力技でこじって開錠。

ドアが開いた時は、もうほんと、ありがてぇ…と感謝感激。

その上、さらに大家さんの計らいで「ドアノブごと替えちゃいましょう」とディンプルキーのドアノブに交換して、いっちょあがり。

ココで時間は午前8時45分。心配していたゴミ出しも無事に終わって、今こうやってブログを書いています。

 

…いやぁ、昨夜はホント、ジェットコースターな一夜であった…

人間万事塞翁が馬、というが、お客様のご厚意を受けてなきゃ、自宅でノンビリしてたから鍵も壊れなかっただろう、が…

鍵が壊れたことで、より安全性の高いカギに付け替えられたし、ちょっと歪んでたドアも直してもらう事ができた。

なにより、困った時に助けてくれる人が身近にいてくれたのが、ホント助かった。

てんやわんやな一晩だったけど、まぁ…私はホント、運がいい!!!

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コメント

  1. アイスクリーマ より:

    これぞ、災い転じて福をなす!

    無事治って良かったですね

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