深くて、役立つ!人生バイブルとしての『根本陸夫伝』

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今朝、朝ご飯を食べに近所のジョイフル行ったんですよね。

たまたま、本の山からヒョイと拾い出した「根本陸夫伝」が止まらなくて、結局11時くらいまで読みふけってしまいました。

根本陸夫って誰?

根本陸夫さんは、1970年代の広島カープ、80年代のライオンズ、2000年代のダイエーホークスという一時代を築いた常勝軍団を作った男です。

彼は現役時代や監督としての成績はパッとしたものはないのですが、必要な選手を取って、チームを強くするGMの才能が一点集中でスゴイ。

特に、世間をアッと言わせる超大型トレードや、新人獲得のグレーゾーンぎりぎりの裏技を連発し

ついたあだ名が『球界の寝業師』でした。

この本は、その根本陸夫さんに生前お世話になった人たち―その中には王貞治さんとか、現中日監督の森繫和さん、現ソフトバンク監督の工藤公康さんといったビッグネームはもちろん、アマ球界の人々に至るまで様々な方―からインタビューを行い、彼の全体像を浮かび上がらまと試みています。

寝業師の正体は「人生の達人」だった

私自身、この本を読み始めたのはもちろん、野球の話が読みたかったからなのですが、読んでいくうちに、生き方や働き方、人との付き合い方といった生きていく上で役立つ知恵がわんさと盛り込まれているのに気が付きました。

この本の構成上、「根本陸夫からこう言われた、ああ言われた」という証言がメインなので、どういうところにその人が心を動かされたのか、あるいはどんな言葉が役に立ったかという話が聞き手目線で強く書かれています。

そして彼らが口をそろえるのは根本さんの先を見据える先見性と、とことんまで面倒をみる親身な姿勢です。

不真面目な問題児を鉄人に

例えば、先日お亡くなりになった衣笠祥雄さんは、今でこそ、『鉄人』と呼ばれ練習の鬼のように言われていますが、なんとプロ入り直後はアメ車を乗り回して遊び惚ける不真面目な人間だったそうです。

そんな衣笠さんを当時監督だった根本さんが

「60歳の自分を想像してみろ、廊下で寝る生活をしたいか、暖かい布団で眠れる生活をしたいか」

と説かれ、今頑張る意味を諭されます。また、痛いところを見せるな、プロとしての衣笠祥雄を作れとプロとしての考え方を叩き込まれてあの、鉄人衣笠が出来上がったのです。

「大人になれ!」と説く

また、根本さんの話で何度も出てくるのが、

「大人になれ」という言葉です。

スタープレイヤーだけど生意気いっぱいだった、元西武の石毛宏典さんには、

決して野球バカにならないように、学生時代の友人たちとよく話をして現実社会の感覚を失わないようにと戒めたり、置かれた立場でカッとして、迂闊な行動をとるな。冷静に判断して、将来に向けてできることをやっていけとたしなめたりしています。

僕も、中年といっていい歳ですが、悩むことが多いです。

人の付き合いや、仕事のこと。オッサンになれば良くなるかと思っても、中々うまくいかないこともあります。

そんな時に、この本を開くと、どこかに必ずヒントがある。

僕にとっては、一生読み続けるバイブルだと、思っています。

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