この記事では、DUO3.0の section 1 の英文の中で、分かりにくいものを解説します。
DUO3.0は単語帳や熟語帳に近いので、
文法とかの解説がほとんどありません。
日本語訳を用いればある程度の意味は理解できると思うのですが、わかりにくい英文もあるかと思います。
そんな英文をいくつか挙げて文法とかから読み方を解説してみようと思います。
*ちなみに、ここでは「DUO本体に載っていないもの」を中心に説明しますので、ナンバーの欠けがあることをあらかじめご承知下さい。
副見出しにつけた数字はDUOの英文のナンバーに従っています。
また、細かな間違いもあるかもしれないので、お気づきの方はコメント欄でご指摘をお願いします。
また、この英文の解釈は?というリクエストも随時受付。私が色々調べて今後解説をアップしたいと思います。
1. We must respect the will of the individual.
ここでは、must と have to の違いについて考えて行きましょう。
私たちの世代(1978年生まれ)ではこの両者は同じ「~しなくてはいけない」と解説されていました。
実は、この2つの表現は全く同じではありません。
must は、「義務」や「強い確信」、「強いおススメ」を表し、内側からの強い意志を表します。
have to は「(状況的に)やらなければならない」という外の力が働いているのです。
この事は、否定文にすると分かりやすいのですが、
must not は内側の強さを残したまま、ベクトルがひっくり返るので、「やってはいけない」という強い否定になり
don’t have to は「(状況的に)しなくてはいけないものがなくなった」ので、「する必要がない」というニュアンスに変わった、ということです。
7.A woman passed by me giving off a subtle scent of perfume.
7番には2文ありますが、その中でも分詞に注目します。
この文章の主語はもちろん、” A woman” です。では動詞はというと ”passed by ”です。
「女性が私の横を通り過ぎた」これが幹になる文章です。
では、この後ろ “giving off a subtle scent of perfume” 「香水のほのかな香りを漂わせながら」というのは何か、
これはA woman を修飾する分詞の形容詞的用法です。
そしてこの文章、意味から関係代名詞を使って
A woman who was giving off a subtle scent of perfume passed by me.
とも表現できる、と分かります。
しかし、採録されている文章に比べると、書き換えた文章は香りが文章の前に回されている分、「これ見よがしに香りを漂わせる」というニュアンスを強調する形になっています。
英文では重要度の高い(と話し手、書き手が思ってる)事項ほど、前に来やすく、おまけに付けているものほど後ろに回されたり省略される傾向があります。
採録されている
A woman passed by me giving off a subtle scent of perfume.
だと、DUOの訳文により近いニュアンスになるとご理解ください。
ちなみに、2文目の主語、it はもちろん、a subtle scent of perfumeのことです。
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