先日、Xで「日本の歴史で何回読んでも悲しい出来事は?」と問われて昔マンガで読んだ結城合戦を思い出した。
頑是ない足利持氏の子ども、春王丸と安王丸を担いで室町幕府に反旗を翻した…んだけど
そもそも前後はどうなっていたか?
そんなことが気になりだしてAmazonを調べてみたら、決定版全23巻を見つけたんで
なんとなーく、購入してしまった。
だって「決定版」なんだもん…
さて、このマンガの何が決定版か、というと…
私が子どもの頃に読んでいたあおむら純先生が直した「最終版」という意味合いがあるようだ。
ご案内のとおり、歴史というのは新事実が発見されることでそれまでの定説がひっくり返ることは珍しいことではない。
残念ながら、あおむら先生はもうすでにお亡くなりになって、新たに描き直すことができなくなった。
それをもって「このマンガのココは間違いだから良くない」などと言うつもりはない。
「マンガを楽しむ」つもりで、かつて読んだ「少年少女日本の歴史」を楽しむんなら
それはそれで「アリ」だと思う。
そして子どもの頃と違い、今じゃ48の中年であるからあの頃に比べれば、あおむら先生の作画の意図を推し量ることができるかもしれない。
要は「読み直したい」ということなのである。
古墳時代にネコはいたのか?
そんなわけで、読み始めると愛読していた「昔の子ども」のまぁ、多いこと。
色々な時期に異なるバージョンに親しみ「私の時はこうだった」話に花が咲く。
知るもの同士が「今はそうなんだ」と驚く。
いやまさにこれぞSNSの面白さである。
この前も偶然目を留めた欄外の記述に、ひと盛り上がりした。
古墳時代のところで、こんな記述がある。

ちょっとマーキングしたが、欄外に「実際には、ネコは古墳時代にいなかった」とある。
ほぉ…こんなの欄外にあったっけ?と驚きながらXに投稿したら
「いや、とーちゃんそれは古い。カラカミ遺跡ってところからイエネコの骨が出土した」
調べてみたら2014年に判明したんだとか。
また、この欄外記述を「昔はなかったと思う」という人もいる。
このマンガは史実を詳細に描き出す(畳とか、履き物に至るまでわかる範囲で調べてある)ことが特徴。
そんな中で想像したのがこんな動き。
このシーンでネコを描いたら「当時はネコがいなかった」と指摘されたので
別の動物に描き変えず、あえてそのままで欄外に豆知識的に「当時ネコは日本にいなかった」ことを付け加えた。
ところがあおむら先生が亡くなられた後、
新事実として壱岐で1〜3世紀頃の遺跡からイエネコの骨が出土した。
つまりあおむら先生が描いたように、古墳時代にもネコはいたかも知れない。
だけれど、タイトルに「決定版」と銘打った以上は
『少年少女日本の歴史』をあんまり手直しするのもなんである。
もう別の人が新しいマンガ日本の歴史も描いているし
「あおむら先生ご存命の作品として、直さずに残した」のではないか、とか
色々考えてしまった。
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