一部の変態が「性的」だと言った、赤いきつねのCMを見て思ったこと。

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私はXのアカウントを主に、ウンチクの発信とかに使うんだけど、

先週くらいからか、なんかマルちゃん「赤いきつね」のCMについての書き込みが異様に増えた。

CMの内容ってのが、部屋の中でひとり、ドラマか映画を見て泣いてた女の子が

赤いきつねを食べている様子がなんか性的であるというもので、

そんなにエロいんか?と思って、動画をチェックしてみた。

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CMの内容を見てたブログ主の頭の中を、文字起こししてみる

おそらく舞台は一人暮らしの女性のマンションかアパートの室内であろうか。

照明を落として、潤んだ目で画面に見入る若い女性。彼女の頭越しに見える画面には男女の向かい合う姿があるんで、恋愛もののドラマか、映画でも見ているんであろうか。

で、お腹が空いたんだろうか。彼女、赤いきつねを持ってくる。

手に息を吹きかけ…この辺はなんとなく、寒いんだろうなって感じがしますな。

出汁に乗っているお揚げを箸で軽く押し…じゅん、とひたるお揚げが実に美味しそうだ。

彼女はまず、お出汁をひと口「…美味しい」という一言が実にいい。お腹の空いた身には、赤いきつねのあの汁が実に沁みるんだよな。

髪をかきあげた後、麺をひとすすり。

途中でお揚げにかじりついたり、食べ進める女の子。

途中でドラマをストップさせたんだろうか?もう、無心に食べる。

スープを飲んだ時の満足気な表情。「ダシがうまいと、ホッとする」というささやき声のあと

「♪赤~いきつねと緑のたぬき」といつものフレーズがある。

見終わって、感じたのは「赤いきつね、喰いて―!!!」ただ一点。

性的なモノは…どこにあるんだ???

まして、このCMでもって、東洋水産やアニメのクリエイターを攻撃してるなんて、頭がおかしいんじゃなかろうか(´・ω・`)。

このCMが伝えたかったことって、ごくごく個人的な「ホッとする感覚」

人がモノを食べることが、性的なことにリンクする描写と言うのは、映画とかでは結構ある。

例えば、伊丹十三監督の「タンポポ」には、サイドストーリーで出てくる役所広司さん演じる白スーツのパートがそれにあたる。

また、松田優作主演の「蘇える金狼」では吹雪ジュンさんと飯をむさぼりながら行為に及ぶ、っていうそのものズバリな描写もある。

しかし、どちらのシーンでも言えるのは「食べることは生きること」であり、その延長線上にエロスをにおわすという描写だ、ということ。

でも、このCMはどっちかというと、ごくごく内輪な、別に自分をごまかさなくていい場所で

好きな映画やドラマを見ながら、人目を気にしないで涙を流し

「赤いきつね」という身近な食べ物を食べて、しみるなぁ…とプチ充足感を感じる姿しか読み取れない。

われわれにもあるじゃんか、そういうプライベートな瞬間。

30年くらい前に山口美江さんが「しば漬け食べたい…」と言ってたあのCMと共通な感覚なんですよ。

この、人目をはばからなくていい場所で、ホッとする…という安心感って

セックスという他者との交流を交えるアッパー系な秘め事とは、真逆なんですよ。

 

な、もんだから「頬が赤らんでいる」(温かけりゃ、そりゃ汗ばむし、ほほも赤らんでいるでしょ)

とか、「口元しか写さない描写がエロい」(引きで表現したって、寒々しさが出るだけでしょ)

とかいうのって、ほぼ言いがかりだと思うんですよね。

 

結局、この騒動も一部の人がギャーギャーさわいで、バカなメディアが面白おかしく取り上げてみたら

みんなにジト目で「お前それ、何フェチ?」となって

静かに終息していく気配になっていますが、

今後もこういう、「当たり屋」みたいなケース、あるんでしょうね。

結局、私もこの騒動で久しぶりに買いました。「赤いきつねと緑のたぬき」。

今晩あたり、アマプラ見ながら一杯やって、締めに食べようかなぁって思ってます。

 

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コメント

  1. アイスクリーマ より:

    美味しそうな記事をありがとうございます。

    私は、今回の騒動であるパワーワードを知りました。

    今回の騒動は「非実在型のネット炎上」の典型的なケースだそうです。

    このワードは国際大学グローコム客員研究員の小木曽健氏の記事で初めて拝見しました。

    なんでも、本当は炎上していない事案を大手メディアが報じることで、さも炎上しているかの様に世間が反応してしまうことを示すそうです。

    今回の東洋水産株式会社様は過去にも同様の経験をされており、そのことが今回も活かされている様だと記事の中で分析されています。

    どういうことかというと、2020年にマルちゃん正麺の広告で掲載した『親子正麺』という漫画に対してクレームが寄せられたのですが会社は冷静にクレーム内容を分析、作品に問題はないと結論づけ、このクレームを無視。

    現在もこのコンテンツは公開されているそうです。

    さて、今回のアニメCMも同様で、一部のフェミニストを名乗る人物が投稿したクレームを大手メディアが取り上げたことで、大炎上していると勘違いした視聴者が殺到。

    一部勢力が、いくつかクレームを投稿するも、どこが性的描写なのかと興味を示した一般の視聴者が更に殺到。

    結果、製作者の意図とは異なる形にはなりましたが、早期に1億回再生を突破

    商品の売り上げも順調に伸びているそうです。

    さてと、私もお腹が空いてきた

    先ほど購入してきたカップうどん「どん兵衛」を食するとしますかw

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