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蓄財の神様、人生の達人―本多静六の合本が便利すぎる

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Kindle Unlimitedを愛用しています。本のサブスクみたいなもので、意外と掘り出し物が多くて助かります。

しかし、冊数制限がかかっているんで、調子に乗って借りていると、瞬く間に制限マックスまでいってしまいました。

「どうするかなぁ」と思っていたら、埼玉の偉人本多静六さんの著書4冊を1冊にまとめた合本が手に入り、早速分冊を解約して1冊にまとめてみました。

本多静六合本版

本多静六の代表的著作が一冊に

本多静六(ほんだ せいろく、1866-1952年)博士は、日本の林学者・造園家であり、「日本の公園の父」として知られる人物です。

東京帝国大学(現・東京大学)教授として活躍し、日比谷公園や関東大震災後の東京の都市計画、また治水のための植林などでその知識を存分に発揮しました。

今ではうっそうとした森になっている明治神宮の森も、本多博士をはじめとした林学の権威が

現在の姿を100年前に読み切って、設計したものです。

明治神宮が所蔵する森の変遷予想図。あの敷地は元々広々とした練兵場でしたが、全国から苗の寄付を受けて移植し、今の形に進化していきました。

上から移植直後、50年、100年、150年後の想像図。針葉樹林でスタートしながら、徐々に広葉樹に置き換わり、豊かな森が形成される姿が想定されています。

このように、専門を活用して世のため人のために仕事をし、その生涯で膨大な著作を残しました。

専門書だけでなく、自己啓発書の類も多数出版。

この合本は自己啓発書でも特に評価の高い

「私の財産告白」「私の生活流儀」「私の人生計画」「体験八十五年」の4冊が一冊になってる、

実にお得な一冊なんです。

私が特に気に入っているのは、

本多博士の生涯はPDCA(計画、実行、検証、改善)で全編貫かれていること。

元々は勉強はできるけど、お金持ちではなく、ドイツで出会ったブレンターノ博士に

「ビンボー学者ではダメだ。学問を貫くためにも財産を築け」と諭され

帰国後は計画を立てて貯金で金を貯め、それを原資に株式や山林を買い入れて

現在価値で五十億はあろうか、という富を築きます。

しかし、金に振り回されるのではなく、

あくまで「教授としても一緒懸命に働き、政府の嘱託としても頑張り、プライベートでも著作を書く」という

おのれの働きによって生じた「仕事の残り滓」とお金をとらえて

築いた財産は60歳で退官した記念に「奨学金に活用してください」と埼玉県に寄付。

「おっし、また働くぞ」と最晩年までバリバリ働きました。

…そんな人だから、やる事も書くことも常に「正論」で

彼の一世紀後を生きている私にとっても、時代を超えた普遍的な内容になってるんです。

今の自己啓発書って、なんか特別なノウハウがあって一足飛びに自分がレベルアップしそうなモノが多い。

だけれど、人生の本質は弛まぬ努力と試行錯誤である、という「ど正論」しか書いてない。

彼の著書を読んでると、自分が47歳であることも忘れて初心にかえって、自分の気持ちを引き締めてかかれる。

そんな本が電子化(しかも合本)されてて、なんか自分が悩んでたりする時にチラッと参考にすると

「オレも頑張るぞ!」って大いに勇気付けられます。

志ある人には、この道こそ王道という内容なんでぜひ、読んで欲しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございます。ブログ主のモチベーションになりますんで、この記事が面白かったらTwitterリツイートやシェアボタンで拡散、よろしくお願いいたします。

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