昨日、久しぶりに近所の丸善に出かけてみた。
やっぱり本屋はいいね。歩き回るだけで楽しい。
それで、ずっと買いそびれていた本を見つけて、早速買って読み始めてみた。
この本、なぜか電子書籍で出なくて、いつの間にか買いたいと思ってた事も忘れていたんだけど
生で見ると、すごく存在感があったんで、早速購入して読み始めた。
書き下ろしではなく、語りおろしを文字起こしした感じで、すごく読みやすい。
自伝というけど、3分の1くらいは写真「あれ、ちょっと文章少ないかな?」と思ったけど、そんなことない。読み応えだらけ。
何しろインパクト抜群の内容がコッテリ入ってるから。
幼少期から、ドリフ時代、志村けんさんとの話、今の奥さんとのなれそめなんかがギュッと詰まってる。
ドリフの話はやっぱり興味深い
でも、子どもの頃から加トちゃん見ている私だったりすると、やっぱり少し昔の話の方が興味がある。
これまで他のメンバーが語っていることでも、ご自身が話す内容はちょっと違ってて面白い。
例えば、ドリフターズから小野ヤスシさんたちが脱退しちゃったときは、
やっぱり、というか年の近い方(つまりドンキーカルテット)に行きたかった、
という話とかはやっぱりそうだったんだね、と思った事のひとつ。
以前、伊集院光さんの番組で
「荒井(注)さんが辞めると言ったとき、俺もやめようと思ってたんだよ。
やっぱり笑いが合わないから」と加トちゃん話してたもんなぁ。
志村けんとの「リアルジジイコント」は見てみたかった
まぁ、それで志村けんさんが入って、2人は名コンビになるけど
ボケればすかさず返す、だからボケがいがあったそうだ。
『池田屋の決戦』コントについても、自分のボケに全部返してくれた、そんな人志村以外にいない、と。
あのコント、ほんと何回見ても笑えるくらい好きだから、それに触れてくれたのもうれしかった。
全員集合の後、カトケンで番組やってた頃の思い出話も懐かしかったし
後年ふたりで「ジジイになったら昔のコントも天然のボケが付いてきて、もっと面白くなるかも」と話していたとか、
ホントそれ、私も見たかったなぁ。
広島弁丸出しの奥さんが加トちゃんの母親に見えてくる
そして、奥様との対談が最後に、かなりしっかり入ってる。
今回の対談読んでて、親より歳上の加トちゃんだけど
綾菜さんの方がむしろ親だな、と。
それで加トちゃん、子どもみたいなんだよね。母親に安心してる、子どもそのまんま。
途中でいみじくもご本人が「アヤがいなかったらとっくの昔におっ死んでる」と書いてあった。
加トちゃんのひどい偏食だったのを直したのもそうだしね。
あと対談で奥様、広島弁丸出しになってて、これがすごく雰囲気が掴めて面白い。
ここを標準語に直さなかったことで、より本人の素の人柄が匂い立つようだ。
私より若い綾菜さんが
むしろ私よりも歳上の肝っ玉母ちゃんに見えてくる。
そりゃ、加トちゃんも心強いわけだと。
言葉遣いで印象ってメチャクチャ変わるんだなぁ、と思ったね。
まぁ、色々書いたけど、この本はひと言で言えば「ストロングバイ」。
買いです!!
これからも加トちゃん、亡くなったドリフメンバーの活躍分も
元気な姿を見せてくれそうだ、と読んでて明るい気持ちになれましたわ。
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