昨年4月、ニッポン放送で「彬子女王のオールナイトニッポンプレミアム」を聞いてから、
こんなに面白い皇族がまだいらっしゃったか、とグッと胸をつかまれました。
なんつーか、宮様らしい気品もありつつ、メチャクチャに話が面白い。これはホント、すごい逸材だと…
それで、誰が呼んだか「プリンセス破天荒」なるあだ名も聞き及び、飲んでたコーヒーが気管に入って、激しくむせた48歳。
そんな感じで「彬子殿下面白いな」と話にしてたら、こんな本があると勧められたのが
「飼い犬に腹を噛まれる」でした。

これは、と読み始めたらコレが止まらなくなりました。
楽しく読めて、時折「なるほど」と膝を打つ
この本を読んで、思わず笑ってしまうのが、彬子殿下の「事件体質」で
帯の「プリンセスの日常には何かが起こる!」というコピーが
ホント誇大広告ではなくて、展開されます。
そんな話が10分くらいで読める適度に読みやすいボリュームで
うふふ、と微笑みたくなるような話や、ほほぉ!?と思う豆知識なんかが嫌味なく散りばめられてて、これが楽しい。
前者で好きなのは、殿下の祖父に当たる三笠宮崇仁殿下の幼少期の童謡の話。
子どもって不思議な節回しで「謎歌」を歌うじゃないですか。
アレが短冊に書かれて出てきた話。
砂糖は甘く 美味しくて 牛乳なんかに 入れて飲む
なんてのが残ってて、思わずホンワカとします。
また、へぇ!?と思ったのが「御菱葩(おひしはなびら)」の話。

この御菱葩は、料理番の本で触れられていたので内容はよく理解していたのですが、
食べ方に作法があるとは思いませんでした。
彬子女王殿下によると
このお餅は、紅色のお餅の外にある白いお餅は「お盆」の役割があるので食べない、とのこと。
だから、白いお餅を上手に外して、内側の紅色の部分を頂くんだとか。
…うわ、すごい面倒くさいな、と私なんかは思ってしまうのですが、
皇族方にもこのようなお考えの人がいらっしゃったらしく、
高松宮殿下(彬子殿下には大伯父に当たる)は、この御菱葩を全部ムシャムシャとやったらしい。
で、儀式では作法通りでも、家に持ち帰ると、大伯父の流儀で食べる、という彬子殿下の文章の締めに、おもわず「うふふ…」と含み笑いをしてしまうんです。
「文は人なり」を地で行く文章
宮様だから、それなりに気苦労の多い毎日ではあるとは思うのに
そんなことをカケラも出さずに、よく毎日の中からこんな事に目を向けてしかも面白く書けるものだ、と。
人って、色々な経験をするんですけど、どういうふうに捉えて、どのように描くかっていうのは
もうその人の感性だったりします。
それで、こういう文章を書けてしまうのは、他でもない彬子殿下がこういう
「ほんわか」としたお人柄であるってことなんですよね。
私も勢いに任せて色んなエッセイを読んでますけど
表情がフッと和らぐような、心地よい読み心地はこのお方ならではないかと思います。
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