佐藤優さんの勉強法が「キツすぎる」人はレベルを下げるのが近道

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この記事では、作家の佐藤優さんの勉強法をそれぞれの実情に合わせてアレンジする方法を考えます。

彼の勉強法を実践すると、確かに身になる勉強法なのですが「レベルが高すぎて挫折しやすい」のが特徴です。

そんな人のために、レベルを落とした勉強がどう効くか、書いてみようと思います。

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佐藤さんの勉強法とは

以前佐藤優さんの『調べる技術 書く技術』を読了しました。

佐藤優さんの勉強法は何冊か読んできましたが、まぁ基本は変わりません。

ズバリ言うと「高校で学ぶ内容をしっかり抑えると、教養の基本が抑えられるよ」ってこと。

そして、複数の新聞を読み比べたり読書を重ねていくことで複眼的な視点を持つこと、

またノートに書き写して、自身の感想を付け加える「読書ノート」を作ること。

この辺がワンセットです。

実は大半の人には「レベルが高すぎる」アドバイス

毎度この手の本を読んで思うのですが、

佐藤優さんの勉強法は自分にとってレベルが高すぎると思っています。

理想として、これくらいあれば…というのは分かるのですが、

コレをみんなに当てはめるとなると、大半の人が撃沈するのでは?と思います。

私自身の学歴を自慢するわけではないのですが、学校じゃそれなりの秀才で通り、自分でもそう思っていたのですが、

40代の今高校レベルをしっかりやる…となると、かなりの難行です。

比較的得意だった歴史にしても、同じこと。

昨年末に『いっきに学び直す日本史』を再読したのですが、厚さといい内容の充実さといい、読み通すことは中々骨が折れました。

いわんや、苦手教科をや、です。

数学は歴代紹介された独習書を何回も挫折してます。

私には、ちょっとやそっとじゃ手が出ない。

新しい本を紹介されると、買って取り組んでみたものの挫折!というのは私にとっての「勉強アルアル」と化しています。

現状に合わせてレベルを落とした

日本史を学び直す際にもやったのですが…いきなり高校レベルに向かうとかなり厳しい。

そこで、中学校の教科書に取り組んでから、『いっきに〜』に取り組むことにしました。

コレが、大正解!!

先ほど、自称秀才だと言ってた口で言うのもなんですが、忘れてるし抜けもかなりある。

中学校レベルはいわば、本の見出しで基本的な説明になり、かなり内容を絞って書くので比較的分かりやすい。

一方で高校レベルは本の本文で、内容が網羅的になると考えると分かりやすいかも知れません。

中学校レベルで穴があれば高校でつまづくのはある意味当たり前なのです。

大まかな道順を知ってると目的地にスムーズにたどり着く。特別なことは何もありません。

コスパ抜群中学レベル学び直し

だから、佐藤優さんの勉強法に手を出す前に県立高校の入試問題をやってみることをオススメします。

まず、コレができないと佐藤さんの勉強法は挫折必至ではないかと思います。

とはいえ中学校レベルをさらうのに、3年間も必要ありません。

基礎がいるのは積み上げ型の数学、社会、理科(必要ならば英語)ですから。ここを集中的に補強するべきでしょう。

中学校レベルなんて余裕?

得意科目だった教科の高校入試問題をやってみてください。

結構苦戦しますよ。

当時勉強しなかったから自信がない?

中坊が読んで理解できるように書いてありますから、オトナの貴方が理解出来ないわけはありません!

恥ずかしいですか?

私は全然そうは思いませんね。

バカのままでいる方がよほど恥ずかしいと私は思います。

中学校レベルを抑えて高校レベルを足していく

まずは「義務教育」レベルをしっかり抑えると新聞の記事をある程度読みこなすことが出来てきます。

佐藤優さんは、努力量も知識も桁外れなので、

我々は身の丈にあわせて、自分のレベルから知識を積み上げ、高校レベルを目指していく形が現実的ではないかと思います。

読書ノートは初めからできる

一方で読書ノートの方は、初めからやっても結構できます。

で、自分なりの型を固めてどんどんやってみるといいかなと思います。

佐藤さんみたいに難しい本でなくても、本を読んでいると気になる場所、ここを覚えたいなぁ、って箇所を書き写します。

もちろん、先述の中学校レベルの知識もここに書くべきでしょう。

佐藤さんは知識の定着に半年をみているそうですが

実践してみると確かにそんな気がします。

時間が経つと、頭の中で知識がこなれて

頭の中の他の知識とリンクしてくる気がします。

で、最初は何も自分の考えが書けない、という時もあるので、そん時は「筆写だけしておく」というのもアリです。

その代わり、あとでノートを読み直してその時のイメージを書き加えてみるのもいいかと。

時間差を付けると、何か書き足したくなることが出てくるので…

最近では、こういった抜き書きを『レーニンノート』と呼ぶそうで、関連記事も様々なものがありますね。

まとめ

以上、述べてみましたがまとめると以下のとおりです。

①佐藤優さんの勉強法は、大半の人にとってかなり難しい、無理してやると挫折する

②難しいと感じた時は、中学校レベルに戻って学び直すと分かりやすいし役に立つ

③読書ノートは初めからできる勉強法。②で学んだことを書き込んでも良い。というかむしろオススメ。

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