本日は、振替休日。
本当は岩槻の「豆腐ラーメン」を食べに行って食レポを書こうと思っていたのだけれど
お店は月曜定休だった…残念 orz 💦
Twitter フォロワーさんからの「指令」は次回持ち越しとなったけど
朝のうちに洗濯物を済ませ、もうやることがない。
そこで、久しぶりにBOOK・OFFの100円本縛りをやることにしました。
100円本縛りは、まぁその名の通りです。
古本屋さんには、1冊100円(税別)とかで売られている本の棚がありますよね。
アレをじーーーーーーーっくり吟味しながら面白そうな本を探す、というもの。
フツー、安いものというのは
スーパーの割引品みたいに「賞味期限が近いもの」とか「質が低いもの」というイメージがありますが
本に関しては、そういう事は全然なくて…読む人の価値感というか「面白い」と感じる心さえ持ち合わせていれば
「大化けの面白本」をゲットするチャンスでもあるわけです。
で、100円本をさーーーーっとチェックして、この3冊を見繕いました。
集英社文庫 高倉健『あなたに褒められたくて』
最近、ちょっと気になる人に高倉健さんがいまして…
気になると言っても、ご本人は2014年に逝去されています。だけど書いた本は残っている。
この本も、1993年に文庫化され、24刷が2015年ということが奥付から分かるんで、
きっと、亡くなられた後に再版されたものと思われます。
亡くなられた人の書いた本をジックリ読み返すというのは、時に生きている時よりもその人の存在感を強く、活字から感じることができるんで
通勤時間に読んでいきたいと思います。
新潮文庫 佐藤隆介、近藤文夫、茂出木雅章『池波正太郎の食卓』
池波正太郎さんは、人の心理や人間関係といったものを
料理を囲むシーンを巧みに取り入れることによって上手に表現する作家さんでした。
当然ながら池波さん自身、食道楽で、自身が書いたグルメエッセイがある他
鬼平犯科帳や藤枝梅安、剣客商売の作中にでたレシピ集なども出版されています。
その池波さんの好みの味を、元書生の佐藤さん、縁のあった料理人である近藤さん、茂出木さんが1年を12ヶ月に分けて、季節ごとの料理をレシピ付きで紹介するのが、この本。
写真を眺めているだけでも楽しく、文章を読んでも面白い。「読む飯テロ」でもあります。
この本は、池波さんの死後、平成に入ってからの出版ということもあり、料理の写真が
生前出版されたエッセイの写真とはちがってより「平成っぽさ」が出ているのも、面白いです。
【参考記事】
双葉文庫 堀江貴文『お金はいつも正しい』
これは、もう以前から気になってた一冊。
コンビニでもたまに見かけていましたし。ただコンビニだとボッタクリ価格(1000円くらい)で売っていたりします。
サイズが多少デカくなったくらいで、内容が変わらないのに文庫版の倍の値段を付けるというのは
ホント、腹が立ってて。
だから、今日100円本でコレが見つかった時は「お、いいタイミング」と購入した次第です。
ライブドアの社長の時には企業買収やニッポン放送とのバトルで「お金で何でも買える」ばかりがクローズアップされて
金の奴隷みたいな言われ方をしてたと記憶していますが
私は今考えるとむしろ逆で「信用の尺度として、また貯めこむだけでなく積極的に活かす」というスタンスは、割と合理的だなと思っています。
その期待が裏切られるか、はたまた…というちょっと楽しみな一冊ですね。
今日は割と、シングルヒット3本を打ったみたいに
大当たりではないけれど、イイチョイスができたと満足できそうな本が探せたと思います。
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