この記事では、元財務省で様々な分野での分析が光る髙橋洋一さんの英会話学習法を忘備録代わりにまとめておきます。
髙橋さんは財務省時代にアメリカの留学経験もあって、学生時代に勉強した英語は、実地でほとんど役に立たなかったと回想しています。
では、彼がおすすめする英会話学習法とはどんなものでしょうか?
今回は髙橋さんがYouTubeチャンネルで話していた英語学習法の内容を集めて、まとめてみました。
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大原則は「一定時間英語漬けにならないと覚えない」
髙橋さんが真っ先に話していたのは
「英語は一定時間やらないとできない」という話。これは教室で1時間レッスンを受けるとかそんなレベルでなく、英語圏で生活し、ニュースを英語で見て、日常のやり取りもすべて英語…という状態を1,2年というレベルだそうです。
そのレベルだと、半年くらいすると慣れてくるといいます。
しかし、日本国内だと、英語を使う機会も限られます
そこで、髙橋さんはインターネットの活用で海外にいるような環境を整えることを勧めます。
例えば、海外のテレビを視聴できるアプリをダウンロードして、CNNやBBC、FOXなんかのニュースを見続ける。
また、Twitterで海外の人と話す
さらに、チャットで日本語で話したい英語話者を探して、エクスチェンジ(相手が日本語を話し、こちらは英語で話す)するとかするといい。それも、趣味としてやるといいと。
友達、彼女、彼氏を作る
私なんかも英語を勉強していますが、誰かに伝えよう、という気持ちがないと中々モチベーションが上がらないもんです。
ですから、髙橋さんは「彼女や友達を作る」ことも勧めています。
彼も大学時代、外国人の彼女が欲しくて働いていたネイティブの女性とコミュニケーションを取るために、必死で英語を勉強したそうです。
ただ、彼自身が話していましたが、英語にも男の言葉、女の言葉ってのがあるらしく、なんとなく異性の言葉に慣れてしまう問題もあるよね~と話していました。
映画を字幕で見まくってマスター
また、髙橋さんはYouTubeチャンネルで映画の解説をするほどの映画好きなので、洋画を字幕だけで見まくっていたそうです。
字幕だと、映画に没入するときは字幕見ないで入り込めて、英語も学べて一石二鳥!とのこと。
*これは、どんな人にも共通する経験みたいで、アメリカのレベル5の刑務所に10年いた、Keiさんも、刑務所の中でテレビをやっているとそこに入って行って、何回も出るフレーズをカタカナで書き、仲間にスペルを教えてもらって辞書を引いて覚えるを繰り返したそうです。
あと、これは私が仕事で会った中国人の話ですが、彼は来日直後は全く日本語が話せず、
仕事の合間に暇さえあればテレビを見ていました。半年くらい後にまた会ったら、結構達者に日本語を操っていて、驚きましたね。
読み書きと英会話は別
髙橋さんは東大卒ですから、受験英語もキッチリくぐり抜けて来ているのがちょっと気になっていたのですが、彼曰く「読み書きと英会話はあまり関係がない」とのこと。
また、日本の受験英語は古語ではないか、とも話していて、日本で覚えた表現で何度も笑われたと苦笑まじりに話していました。(↓の動画では7分36秒あたりで英語の話が出ています)
また、ネイティブのような音のセンスを身につけるには若ければ若いほどいい(理想は小学生)けれど、30歳過ぎても小難しい内容を話さなければ、学習は可能だし、必要な内容は話せるようになると(個人的に)嬉しいことを話していました。
髙橋洋一さんの英会話学習法まとめ
①英語習得にはどうしても一定量の学習が必要である、理想は現地で生活して英語漬けを1.2年やるのがいい。半年くらいで生活で使う英語をマスターできる
②日本国内なら、インターネットを駆使して英語漬けになる環境を作り、趣味として楽しみながら学習すると量が稼げる
③友達、彼女、彼氏を作って、積極的にコミュニケーションを取りたくなるように自分を仕向ける
④髙橋さん自身は、映画を字幕で見まくって楽しみながら英語に親しんだ
⑤音のセンスから磨くには小学生からが理想だが、年齢を重ねても英会話は十分できるようになる
髙橋洋一さんのYouTubeチャンネルは、英語学習といったニッチな話題だけでなく、時事問題も元官僚目線で、明快かつ分かりやすく説明してくれるので、ホント面白いです。ぜひ見てみてください。
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元外交官の佐藤優さんが、英語の学習法を話している内容をまとめたものです。
髙橋洋一さんとは真逆、読み書き重視の学習法になるのは、外交交渉を行い、外交文書を作る上でのスキルと受験英語の相性が近いことを示していると思われます。
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