この記事では英単語集DUO3.0の英文解説をします。
今回は section 31 の読みにくい英文を拾って解説していきます。リクエストがあれば随時追加しますのでよろしくお願いします。
371. He was so childish that he couldn’t resist temptation.
中学校で習う so … (that) 節の構文です。
…の部分には形容詞が入り、that の後ろには主語、動詞が含まれる「節」が続きます。
節の中に couldn’t が入っていますから「あまりに〜で…できない」という形になります。
この文で有名な書き換えに too … to 不定詞 があります。
見出し文を書き換えると
He was too childish to resist temptation.
となります。so…that〜 と違い、〜には主語が付かない(文の体裁になってない)「句」が入るので注意してください。
そして形容詞の childish ですが、コレはネガティブな「子どもっぽい」の意味。
ガマンが効かない、わがまま、と言った、大人になれば自然と抑制が効くようになるものが、子どもみたいに効かない、という意味です。
この単語に限らず、形容詞で語尾が 〜ish となる英単語は総じてネガティブなニュアンスがあると思います。
foolish(バカげた)、selfish (自分勝手な)などですね。
ちなみに、ポジティブに「子どもらしい」という意味で使う時には、childlike を使います。
373.There’s no point in talking back to Nick. He is a “dictator”, so to speak.
ここでは、there’s no point in ~ing について。直訳すると「〜する(妥協)点がない」というイメージになり、「〜するだけムダ」の意味になります。
dictator は日本語ならさしずめ「ワンマンな人」と言ったイメージで使いますね。ダブルクオーテーションで囲んでるって辺りに、コテコテのワンマンぶりがイメージできます。
377.I’m fed up with just shuffling papers and pouring coffee. I’ve made up my mind to quit!
I’m fed up with 〜ing は、「〜するのにうんざりしている」という意味。
shuffle papers (書類を整理する)とpour coffee(お茶汲みをする)の両方にかかっています。
just は強調の意味で入っています。
もっとまともな仕事をするのかと思いきや、来る日も来る日も書類整理、お茶汲みばかり…というウンザリ感を表しているわけです。
ちなみに quit は put や set のように、現在形ー過去形ー過去分詞形が同形です。
このように、DUO3.0本体にない文法や語法を補強すると、本書がより理解しやすくなり応用も聞きやすくなります。こういったDUO3.0の使い方や注意点を『DUO3.0を50周してみた』という記事でまとめていますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。
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