最近、電子書籍で本を購入する機会が増えた。
ことに、Kindle Unlimited は無料で読める本が充実しているので、結構重宝している。
そんな中でiPhoneに入れて空き時間に楽しんでいるのが、この本。
杉村喜光さんの「知泉蔵」である。
このお方、私の完全上位互換みたいな人で、まぁ「雑学が大好き」。そういう人の本だから、私もすごく気に入っている。
内容としては「知ってたらちょっと面白い」という程度の雑学を、項目ごとにまとめて、そっから外れたものも余録的に収録する…という
ものすごくシンプルな内容。
文章によっては「ですます調」「である調」が混ざってたりするので、以前著者がやっていたブログをテキストデータで残していて、電子書籍で出してくれたのかもしれない。
記載されている内容を調べて、掘ってくと面白い
例えば、「カメラ」の項目では、まだ三洋電子が「デジカメ」の登録商標を持っている時代に書かれたものである、とうかがわれ
2019年にこの期限が切れたことから、今は権利者がいない、など
おそらくこの電子書籍をリリースしてから、アップデートはできていない。
しかし、これが面白い話を掘り起こすのにはすごく便利で、
この本を読みながら、時間があればネットから検索をかけたりすると、記事の「その後」が分かったり
杉村さんが、おそらく落としたであろう前後の話に、自分の面白い話のツボが隠れていたりする。
怪しい話が混じっているけど、怪しい話ほど面白い
雑学本の宿命として「書きすぎ」「ちょっと怪しい」ネタがあるのは避けられないものです。
それで、面白いからこの本を読んで、ちょっと調べて自分なりに話を書いて
Xとかで「ウンチク」として投稿すると、野暮な人がいるもんで、「デマだ、ウソツキだ」と書いてくる暇人がいる。
これには、私も異議がありありで、
一応本職が新聞記者で、普段は取材をしてファクトベースでお仕事をしているけど
Xではジャーナリズム抜きの「ウンチクおじさん」として、読んで面白い話を投稿している。
その昔、ウンチクの達人が「ウンチクは、知識×話術で、多少怪しくても、面白いことが大事」と言ってたが
要は「読んで面白いか?」が一番前に来てて、その根拠に本なんかを読んで材料を集めて、組み立てているわけだ。
人を貶めて、傷つける「デマ」や「ウソ」とは根本的に違う。
それを言うたら、落語や講談、小説の筋を事実だと、真面目に信じている人が罪か?というと、ちょっとそれは恥ずかしいかもしれないが
いいじゃないの、楽しいんだからと思うわけです。
世の中は「話半分」という言葉もある。なんでも事実がいいのなら、プロレスなんかは楽しめない。
だけれど、プロレスはレスラーがあらゆるテクニックや、工夫をこらして熱狂的な演出を楽しませる。
何度も言うけど、仕事だと、ファクトベースでやってるけど、Xとかでは、あくまで「人にきいたこと、本でよんだこと」を
「ウンチク」として発信しているんで、あんまりファクトだなんだ、と言ってる人は人として余裕がなさすぎるんじゃないか、と思うわけです。
そういう余裕のない人以外は、上手にこの本を楽しめると思うんで、お手軽に手を出して、マンガを読むように楽しんでもらえたら、いいんじゃないかなぁ。
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