先日、X(旧Twitter)で本で読んだ新ネタを呟いたら、ちょっと考え込む話になったんでブログ記事にしてみました。
私の投稿は、こんな感じ(消しちゃったので、まったく同じ文面でないのはご勘弁ください)
味噌ラーメンは昭和30年代、味の三平という店が始めたもので、
お客さんのために用意した豚汁に『麺を入れてくれ』というリクエストがあったのでいう通りにしたら
同じ客が翌日も『昨日のを』と注文するので、これは…と改良を加えてできた。
という内容。元ネタは前から持ってて、ネタ本にさせてもらっている「ザ・ヒント」という本。
すると、間もなく、この記事を読んだ人からご指摘が入った。
「それ、味の三平の店主が否定してます」とリンク付きで教えていただいた。
さっそく見てみると、味の三平ホームページでに「店主のないしょ話」というコラムがあって、そこに味噌ラーメンの誕生秘話と、この「豚汁に麺を入れた説」についての説明がされていて
初代店主の言葉込みで、このような困惑をしていたと説明が付されていた。
お客さんから「豚汁にラーメンを入れて欲しい」と言われて考えついたという俗説がありますが、あれはまったくの都市伝説。
「俺が考えたのに、なんでこんな話になるんだ?」と、親父はよく首をかしげていましたよ。
と書かれている。
まぁ、うんちくって真偽不明でも面白いのが優先順位は高いもんだから「そうだったんだ。知りませんでした」と返信していたら
同じリンクを貼って「お前はウソつきだ!!」とかさにかかってくる人が出てきた。
さらに、コミュニティノート機能でご丁寧にそのリンクを貼り付けてくる人も。
なんか「私がデマをまき散らす良からぬ輩」みたいな受け取り方をする人も出てくる始末なんで
味の三平の先代店主さんも困っていたみたいだし、コレは良くないと「間違いも含めて消さない」というポリシーを自分で破って、投稿を消しちゃった次第です。
…まぁ、普段投稿する時は、ネットで一応、優先順位をつけて真偽を確認するところなんですが、あんまり面白いキッカケだったから、この件に関しては本を信用して投稿したわけなんです。
というか、私の書いている「ウンチク」って本を読んで、そこからサルベージした話題が結構多い。
だけれど、そういう本って著者が「こうだった」という話をしているケースがほとんどで
こういった、話題のタネを集めた本は、時として間違い(好意的に取って勘ちがい)が入るってことを再認識した次第です。
自分が信じ込んでいた場合って、ついうっかり…というケースが多くって、指摘されないと間違いに気づかない時もあったりします。
元々が記事を書いて生活してきた私ですから、当然読者も「本当である」と思って楽しんでいただいている、という意識をもっと強く持って
今後は発信をしなきゃいけないな、と強く反省した次第であります。
最後に…真偽不明だけど、面白いって「うんちく」もあるんで、人のことを簡単に「嘘つき」扱いするのはやめてほしいよなぁ。
なんか、人をだましたり陥れているみたいな言われ方をすると、地味に傷つくんだよ。ホント(´・ω・`)。
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