朝日新聞が元SEALDsのメンバーを取り上げた記事を読んでみた

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何かネットニュースで、「安倍やめろ」とデモをしていた学生の政治団体SEALDs

元メンバーの今という記事があった。

「隠したい」元SEALDsの過去 若者の声を封じるものは:朝日新聞デジタル
関西地方の男性(29)は昨年12月、職場のテレビを見ていて、あるニュースが目に留まった。 岸田政権が、敵基地攻撃能力(反撃能力)の保有を明記した安保関連3文書を閣議決定――。 「また通ったんだ」 男…

まぁ「社会へ出てから相当苦労してるだろうな」と想像していた中年の私。

実際記事を読んでみて、ああやっぱりそうだったか、とイヤーな気持ちになりました。

若い時って分別ないし、色んな失敗をするけど、そのうちに忘れられるのがありがたいのに、

大人たちにカッコイイと言われ、自分でもおもいっきり宣伝しちゃった結果、今でも笑いものにされているもんな、とは。

「かっこいいグループ」シールズ解散を伝える朝日子供新聞の記事

「それでも、朝日が記事にするということはなんかあったんかな?」と

有料記事に金払うのも業腹なんで、近所の図書館で記事を読んできた次第です。

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朝日記者、多分厄介払いされている

この記事の中で、前半は匿名の元男性メンバーが

岸田首相が昨年12月に敵基地攻撃能力の保有を明記した安保関連3文書の閣議決定に

「また通ったんだ」と感想を漏らしたエピソードから始まります。

で、あの活動で「シールズは左翼」「就活大丈夫なの?」とバッシングや嘲笑

(私にはツッコミと忠告にしか見えないのだが)を受けた話

自分の名前をエゴサーチすると、当時の自分の演説?が今でも動画で見れることを語り

職場の人に知られたらどう思われるだろう。と続く

その後とってつけたように「声を上げた自分を今でも誇りに思う」と自己肯定しつつ記者には「名前も職業も書くな」と何度も念押ししている。

…年中記事を書いている私にはこのチグハグさが、どうも変だと思ってしまう。

これ、取材で記者に「今でも、誇りに思っているという事ですか?」と聞かれて、「ええまぁ…」と話を合わせたようにしか見えないし

そうでなければ、何回も匿名を念押しすることはない。

10名を超える元メンバーを取材して、半数以上に「隠したい」と言われたと書いてるが

おそらくその人たちは実は「取材拒否」を明確にして、

理由を問われて、今更蒸し返されるのはごめんだと答えたんじゃないかと。

…そうだよね。あんだけ持ち上げておいて、就職先が無くても放置プレーされて

今更「元SEALDsのみなさん、あの時はどうでしたか?」ってシレッと聞かれたら

私だって「どこの口が言ってる!?」と鍋焼きうどんを頭にぶっかけてるわな。

今回名前を出した人の方が将来が心配

まぁ、その後で、あえて名前は上げないけど実名で取材に応じた2人に関しては

デマで迷惑をかけられたことを語り、国際看護師になって海外に永住権を取りたいとかたる女性が出て来たりする。

「日本社会には期待しなくなりました」とのことだけど、

まぁ強く生きて欲しい。以上。

もう一人は弁護士になった女性だけど

自分たちがやった時より、ずっと政治活動が下火になり、かつての仲間たちがが過去を隠したがってる事に対して

「過去の活動を後ろめたく思わせている社会があり、若者が政治的活動をすることを攻撃する人がたくさんいる。本当に悲しい」

とコメントしています。

…いや、法曹界はともかく、一般社会であんなに他人の意見を聞けずに自分の事ばかりゴリ押ししてる人は、基本会社員では辛いと思う。

それで、離れたい、忘れられたい…って気持ちがあって、その結果が半分以上が「過去を隠したい」なんで。

社会を憂いて、声を出し続けたいと語る彼女には

弁護士は大事なお仕事なんで、社会正義のために頑張って欲しいと思いつつ

弁護士には法律を悪用する輩もいるやに聞いているので

的外れで幼稚とはいえ「国の不正を許さない」と立ち上がった、

若き日の正義感を大事にして

くれぐれも闇の道に落ちないことを心から祈らずにいられません。

ズルい大人は都合のいい時だけ「若者」を利用する

この記事のラストは大阪・なんばで安保3文書反対のデモをした若者4人(随分減ったな!?)の1人。

21歳の男性会社員(匿名)の言葉で締めくくられています

「声を上げて攻撃されるのは怖い。でも沈黙する社会の方がもっと怖いですよね」

私なんか年中ブログで財務省の悪口を書いてるし、Twitterでも結構好き放題に書き散らかしているので

沈黙する社会というのが、現況の日本であるという事を理解するのに2、3秒かかりました。

…それはいいとして、私としてはこの記事の冒頭で身バレ拒否をした29歳男性と

最後の21歳男性がなぜか、二重写しに見えてしまいまして…他人事ながら

「若者はこんなに声を上げてる!」という「若者代表」新人候補として唾つけられてないだろうな?

非常に心配になってしまうわけです。

自分の若き日を振り返れば、無知で分別もなく、方々に迷惑かけて赤っ恥という、恥ずかしいこともかき捨てで済んだのは実にありがたいことなのに、

よりによって、天下の朝日新聞が自分の主張に都合がいいからと、「若者さまの声を心して聞け!」とわざわざ宣伝しているようにしか見えない。

さらに、それで調子に乗って、聞かれもしないのに積極的に自分でもネット発信して、

後にデジタルタトゥーとなって「身バレ」に怯えるのでは、悲惨すぎて目も当てられないと

オジサンは思ってしまうわけです。

…なもんで、21歳会社員の方には、全力で逃げて欲しい。

 

若者を社会的に抹殺するのは往々にして、甘言を弄して良からぬ道に引きずり込む

この手のズルい大人たちなんです。

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