私の手元に今日、東京都立川市の昭和聖徳記念財団から郵便が届きました。
すっかり忘れていたのですが、お礼とともに冊子「詔勅・お言葉などから見た昭和天皇の時代」が同封されておりました。
そうだ…と。私、カンパしていたんです。立川市の昭和天皇記念館のリニューアルのために。
…話は昨年9月にさかのぼります。フォロワーさん経由で、X(旧Twitter)にREADYFOR というクラウドファンディングサイトの記事が流れて来ました。
平成30年にふと、思いついて足を運んでから、もう7年ですか。
昭和天皇記念館が施設の老朽化のために、リニューアルのためのカンパを募っている、とのこと。
昭和帝の波乱万丈の足跡に似合わず、つつましやかながら手入れの行き届いていた同館の事を思い出しながら、文面を読んでいくうちに
私はちょっと心配になったんです。
20年の歳月で展示設備も老朽化してきております。開館当初は年間数万人あった来館者も、近年は1万人を下回るようになってきました。
私たち財団は、入館料と会員の会費などによって昭和天皇記念館を運営しておりますが、維持管理で精一杯であり、設備改修といった加算支出費用の捻出が困難な状況です。
具体的には、昭和天皇の戦後御巡幸を写真で紹介する大型パネル、
昭和天皇の生物学御研究を紹介する動画ビデオ、昭和天皇にまつわるさまざまな情報を紹介する「昭和天皇ライブラリー」などは機器が故障し、稼働できないでいます。
当時の機器は生産中止となって修理はできず、最新の機器を導入するには莫大な費用が掛かるためです。
READYFORのサイトより
記念館の職員の人が、埼玉くんだりからあさイチでやってきたバカなあんちゃん(ブログ主)のために、マンツーマンで話をしてくれた同館が、そんなに困ってたのか、と。
ワンマン上映してくれたあの映像も、ライブラリーも、
アップデートが追いつかずが惨々たる現状になっていたとは、と愕然としました。
おりしも、来年は昭和100年です。私も、昭和天皇広報主任を勝手に名乗ってる手前、せっかくその治世を知りたいという皆さまが訪れた際に、
いくら質素倹約を貫かれた昭和帝の資料館とはいえ、あっちこっちが故障…となってたら
きっと寂しい思いをするに違いない…と胸が痛くなった次第です。
必要な資金は2000万円。全額任せろ!と言えたら大したもんですが
そんなお金はどこにもない(ここだけは自信を持って言えるのが情けないですが)。
だけど、どうしても放ってはおけなくて、もうほとんどノリに近い気持ちで
その場でREADYFORのアカウントを作成し、えいやッと自分の身の丈ではありますが、寄付をさせていただきました。
そして、年が改まった先日、寄付金の受領書(確定申告すると、控除が受けられるとのこと)と、記念館の招待券、そして
「寄付のお礼の冊子の編集が、予想よりも遅れているので、もうちょっと待ってほしい」という旨のお手紙を頂戴しました。
ワイからすると、本当に些細な額で申し訳ないという思いと、冊子が出来るまで、別に急いでない、という思いがゴッチャになってしまいましたよ。
それが、ひと月経たずに送られてきたのです。
多くの人に同じように郵便を発送したのかな、と思うと、ちょっと胸が痛くなりました。
また、おじゃましなきゃ、いけないなと…。
なんかお手伝いが出来たら、本当にうれしいのですが。
なお、同館のホームページには来年まで寄付を募る旨が告知されているので、ご興味のある方はぜひこちらからご覧ください。
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