以前、九州のうどんチェーン、資(すけ)さんうどんが鴻巣の国道17号沿いに店を建設していた。
資さんうどんは、すかいらーくチェーンの傘下に入っていたので、これは関東への進出の足掛かりとしてオープンするんだろうな、と予想していた。
ただ、オープンは結構準備に時間がかかったらしく、先日オープンしたとのことだったので
さっそく、昭和の日の休みを利用して行ってみることにした。
ここのいいところって「24時間営業」なんだよね。
そんなわけで朝5時半に入店したけど、この時刻でも結構お客さんがいて、かなり注目度は高かったみたいです。
埼玉って他県の人には意外に思われるけれど、結構うどんの好きな県民で、
歴史的にうどんを自宅で打って、よく食べていた県民です。
しかも、武蔵野うどん、他県の吉田のうどんの店のようなハード系から
チェーン店の山田うどんもありますし、
提供スタイルも煮込みからつけ汁、肉汁うどんまで結構バラエティが豊富なんですよ。
入って、まず端末を操作して、席を決めます。ひとりなのでカウンターOKで出すと、32番に座ってくださいと指示が出た。
で、32番に座って、端末を操作。
やっぱりココに来たら「ゴボ天うどん」がイイだろうな、あと、「クッキングパパ」でカシワ(鶏肉)うどんを食べてたのが美味しそうだったから
カシワごぼ天うどん(770円)を注文しました。調理は早くて、割とすぐ商品が到着。
丼の奥に縦にならぶ「ゴボ天」が実においしそう。お店の「資」が入ったカマボコもなんか雰囲気があっていい。
あと、カシワはかなり薄く切って、煮てあるみたい。鶏肉っていうとゴロゴロッと切ったイメージがあるんで、こういう風な薄切りって言うのは結構新鮮です。
さっそく、うどんを摘まみ上げてみましょうか。
お、結構太めです。
ズズッとすすってみると、柔らかいけど真ん中の方に若干コシをかんじる柔らかさですね。
この麺質は決して嫌いじゃない。
でも、スープが…不思議です、甘い。
だけど、これが不思議と嫌味じゃなくて、不思議な味なんだけど、結構美味しい。
九州のお醤油は甘いですから、お醤油の影響なのでしょうか。
そして、ごぼ天です。太いのが5本、ズラリと並んでいます。
この日、Xに九州の人がいるので、食べて来たよ~と報告したら、八つ墓村みたいだ、とのリプが来て、思わず吹いちゃいました。
右の2本なんかまさにそんな感じですよね(笑)。
おっと、話が脱線しましたが、それでは犬神家バージョンのごぼてんを一本、引っこ抜きまして
ザクリ、とまでは筋っぽくないけど、4つ割り位にしてあるゴボ天が旨い。甘いうどんの汁に実にマッチしている。
カシワもついでに摘まんでみると、ああ、甘辛く炊いてあるんですね。これも合ってますね。
全体として不思議なトーンなんだけど、不思議とスルスルと食べ進めてしまう。
そして、これっすよこれ。かまぼこ。最近食べなくなったなぁと思いつつ、摘まみ上げる。
なんか、懐かしいなぁ、かまぼこ。イイ感じです。
あっという間に完食。会計を終えて店を出たら、まだ朝の6時でした。
今回、九州のうどんってどんな味なんだろう…と期待を膨らませて行ったわけですが、面白い味だなぁ…がまず一つ。
でも、全然嫌じゃない。ちょっと変わっているけど、また食べに来たくなる。
関東って、うどんつゆがもっとショッパいんで、初めて食べる人はちょっと違和感を覚えるかもしれないけれど、慣れたらこれも、案外病みつきになるかもしれません。
さっきもいったように、埼玉って米の裏作で麦を育てて、小麦を活かしたうどんを人寄せなんかで振舞うのが伝統的にあるお土地柄です。
そんな中に、またひとつ、個性的なうどんチェーンがやってきた。
県民としては実に面白いので、ぜひ根付いて、埼玉県で人気を集めて欲しいと思います。
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