2022年7月23日…外はカンカン照りで室内の冷房も追いつかないくらいの暑さです。
そして、本日は土用の丑の日。昔から「うなぎ」をはじめとする「う」の字の付いたものを食べるといいと言い伝えられています。
そこで、今回はウナギ…
そっくりの練り製品として販売されている「うな次郎」でうな次郎丼を作って試食することにしました。
そんな無理して、本物のウナギ食わなくていいじゃんか!?
近年は、ウナギの乱獲で専門店でのウナギの値段が上がる一方。
しかしながら、中国産のうなぎのかば焼きがスーパーに並び、なんか、どこもかしこも「ウナギだウナギだ!」とムキになって売ってる気がしていました。
ウチの両親も、季節のものだからか、実家で食べるときは結構スーパーのウナギが出てました。
…なんか、昔から「ウナギってさ、自宅で食べると、たれご飯でも十分うまいじゃん」と思ってたんですよね。
スーパーのウナギって、正直美味しくなかった。
大人になってから、専門店のウナギを食べて「コリャ美味しい!」と感心したものの…
この乱獲で、下手しなくてもウナギが高くなり、仮に絶滅でもしようものなら
歴史で「食欲のためにウナギを絶滅させた、日本人というバカな民族がいる…」みたいな書き方で笑いものにされそうで、
そうなったら子孫たちにはなはだ寝覚めが悪いな…と思いました。
ところで、かまぼこなどの練り製品を製造している一正蒲鉾が、
ウナギを一切使用しないで、ウナギのように食べられる練り製品をと「うな次郎」を開発したのは、ずいぶん前のこと。
「ふっくら身厚にリニューアル」なんてコピーも踊ってて、
以前よりかは美味くなったかな、と興味が湧きまして、今回購入してみました。
ちなみに、近所のビッグエーで、300円ちょっと。ホンモノの中国産うなぎが777円だったから、まぁ半額ですね。
早速、食べてみた!
とりあえず、丼にご飯よそって、「うな次郎」ワンパックを500Wで1分加熱。
うな次郎をご飯にのっけて、添付されてるタレと、山椒をかけて完成。
料理って程でもないね、こりゃ。
うーん、見た目は何年か前よりも似てきたかな…
いただきまーす!
食べてみると、うーん…「ウナギじゃないな、これ」…なんつーしゃーない、感想だけど。
一切れ、うな次郎をつまんで、モグモグ味わっていたら、そりゃフツーのウナギとの違いなんてすぐ分かる。
皮と身の食感の違いも、見た目以上には発揮できていない気がする…
ただ、さ。ネチネチとどんぶり飯喰ったって、面白くも何ともない。
ここはやっぱり…とタレご飯とうな次郎をまとめて掻っ込み、ゴーカイに頬張る!
おお、なんかウナギを食ってる気がしてきた!!やっぱりどんぶり飯は、ドカッと食うと美味い!
…そんなわけであっという間に完食しました。
うな次郎丼は、ご飯タップリがおすすめ!
このうな次郎、味がかなり濃いめ。二切れ入っているけど、一人前ならコレで充分。
付属のタレは濃いめで、1合くらいのたっぷりのごはんを丼によそった後、
すぐにタレをかけたら、私の「タレご飯仮説」じゃないけど、ウナギ食った気分でグワッシグワッシご飯が食べられて、暑さも乗り切れるかも分からない。
…元々、スーパーのウナギって、美味くないくせに破廉恥に高い。
だから、ご飯を「それっぽく」ガツガツ食べたい人に、うな次郎は結構おすすめかも知れない。
うな次郎自体の課題とすると、もっと身を厚めにした方がいいかもなぁと。
あと、もうちょっと香ばしさがあったらいいんじゃないかなぁ。
でも、値段を考えると、結構そこまでディテールにこだわって、ホンモノと値段が近くなりすぎると逆に都合が悪いのかもしれない…
日本って、カニカマみたいに、魔改造が得意なところがあるから、そのうち気づかずにウナギそっくりな練り製品出るかもしれないですな…
そんな気持ちになりましたわ。
ごちそうさまでした!
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