DUO英文解説もsection 9 に入りました。例によって、ご指摘いただければ追加、加筆しますので、必要な方はリクエストを頂ければ幸いです。
107.I’m getting rid of this leather jacket because it’s worn out at the elbows.
ここで紹介したいのは、未来の表現ですね。
未来は、will と be going to の2種類をまず教わります。この二つの表現の相違点は
will が「~したいなぁ」という希望で確定事項ではないこと(だからやらないこともある)のに対し
be going to は飛行機の搭乗など「確定している」予定であることです。そしてさらに近未来になると、例文のように「進行形で近未来を表す」という表現が出てきます。この場合はもう、その行動に向けて具体的なアクションを取っていることが多いです。
ここでは I’m getting rid of this leather jacket となっています。皮のジャケットは処分確定ですね。
110.I could have laid out all that money on a new PC,but on second thought I decided to put some aside for a rainy day.
could に have + 過去分詞の構造から、これは仮定法過去完了だと分かります。過去の出来事で実現しなかった内容を表すときに用います。
ここで実現しなかったのは、「有り金を全額PCにつぎ込んだ」ことです。結局、「なんぼかいざというときのために取っておいた」のですから。
高校の時は、なんて七面倒くさい用法なんだ!とウンザリしていましたが、仮定法が分かると表現の幅がグッと広がるので、最近ではわりに好きです。
112.No sooner had I sat back and relaxed than my wife asked me to do the chores.
no sooner A than B のかげに隠れていますが、倒置が起こっています。
I had sat back and relax が本来の語順なのですが、no sooner とthan で、「~するやいなや」という同時に起こったんだよ、というニュアンスが加わったことで、それを強調するために had がI の前に飛び出した、というわけです。
倒置は、受験勉強をしていた時代でも、かなり苦手な用法だったのですが、ちゃんと「倒置である」と理解して読み込むことで、ある程度感覚的に分かるようにはなります。
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