運動もかねて「さきたま古墳群」をブラブラしてみた

スポンサーリンク
スポンサーリンク

埼玉県行田市には「さきたま古墳群」と呼ばれる大型古墳のメッカみたいなところがあります。

今日は振替休日を利用して、ブラブラしてみようと出かけてみました。

スポンサーリンク

結構デカいはずなのに…小さいらしい、愛宕山古墳

まずは駐車場を出て、さきたま史跡の博物館で、昭和天皇が記者に「フラッシュがまぶしい!」とキレた鉄剣とたまたまやっていた家型埴輪の企画展を見た後…

駐車場に戻ってきて

すぐの所にある愛宕山古墳へ。

全長54メートルと結構デカいんですが、さきたま古墳群の中では

最小の前方後円墳であり、墳丘に内部調査はまだ入っていない、とのこと。

私も立ち入りはできませんで…要は通り道に案内板を眺める程度です。

ここを通り過ぎると、右手のお寺には「霊園分譲」の看板が。

埼玉(さきたま)の地は時代を超えて、お墓と縁があるみたいですね…(´・ω・`)。

日本最大の円墳、丸墓山古墳

この道をずっと歩いていくと、ででーん!とそびえたつ山のような古墳が見えます。

これが、日本最大の円墳と言われる「丸墓山古墳」。直径がなんと105メートル、高さは19メートルといいますから、5階建ての建物と同じ高さです。

そして、ここは「石田堤」をアプローチに入口まで入っていきます。

石田堤でピンと来た方、そうです。

ここ、小説『のぼうの城』で石田三成が本陣を構えたあそこなんです。

100段近い階段を登っていって、上まで行くと…

こっから石田三成は満々と水をたたえた中に浮かぶ忍城に「まだ落ちないのかよ…」とイライラしていたのか、

それはさておき…周りに高い建物(と言っても行田だからお察し)の中に、忍城の天守閣(再建だけど)が今でも見えます。

で、付近の景色を堪能したら、反対側の階段を下りて

今度は、金象嵌鉄剣の出土した稲荷山古墳を目指しましょう。

金象嵌鉄剣の出土した稲荷山古墳

10分かからず、丸墓山古墳にも負けないくらい大型の稲荷山古墳にご到着であります。

いや、久しぶりに来たけど、さすが大型古墳のメッカ!

お、随分きれいな古墳じゃん…と思ったら、このいま見えている方形の部分、2004年に復元されたもの。

それまでは、20世紀に入ったとき

「いい土があるじゃん!」と削られて、埋め立て工事に使われちゃったみたいです(´・ω・`)。

で、削れたままで一応前方後円墳の形に成形(木を植えたりして)されてた様子が、案内板の左下に写真がありました。

方墳部分がゴッソリ土をもってかれたので、木を植えて形だけ復元してますね(´・ω・`)。

あー、これこれ!私が小学生の時に見たのが、確かコレだった!

で、方墳部分をえっちらおっちら登りまして、登りきるとそこからさらに玄室のある円墳へ向かいます。

登ると上はこんな感じで、奥の円墳部分に道が続いています

当時は確か、礫槨(れきかく)という石畳がそのままむき出しになっていましたが

今はどう、埋葬されていたかを図にしたパネルが上に貼ってありました。

これはこれで親切ですよね。

で、そのまま円墳部分に下り階段があるんですが、

これだと遠回りになるので、来た道を引き返すと、コレが微妙に怖い。

周りが良く見えて、そのまま落っこちちゃいそうな開けた景色。高所恐怖症なんで少し足がすくみがちになりながら、階段を下りました。

中が見えるように魔改造された?将軍山古墳

そして、次は玄室の中を再現してある将軍山古墳に向かいます

ここだけなぜか、ハニワなんかをかざっちゃって、何となくイキりまくった雰囲気がします。

ここだけ、なぜか。

古墳の上に見える角みたいなギザギザが、全部埴輪です。

 

なんか、最近はこういうアピールしなきゃいかん!と行政が気合を入れているんでしょうか。

看板には「古墳内部の石室を復元しています」というキャッチコピーもありますね。

で、道なりに進んでいきますと…

この建物が古墳にめり込むように建っていますよ…というより、思いっきり古墳に食い込んでますやん(´・ω・`)。

近づいたら、ここが確かに資料館。

いくら何でも、ここまでやるか!?

モヤモヤしたまま、中に入ります。

*ここは入場料が必要なんですが、近くの「県立さきたま史跡の博物館」に入館料を払うとコッチもタダで見れます

入口の職員さんに促されるまま消毒を済ませて、展示をざっと見て階段を上がると

おお!こんな形に埋葬されてたのか!?という展示…でも、古墳をぶっ壊してここまでやっていいのかなぁ…という

気がしないでもない…で、思い切って入口にいた職員さんに直撃インタビューを…

私「すいません、この建物古墳の中をくりぬいて建てたんですか?」

職員「あ、ああ。それはね、ここは元々古墳が崩れていて、副葬品なんかも見つからないほど荒らされていたから…古墳も現在になって立て直したんですよ」

とのこと。なーんだ(´・ω・`)。

そうすると、イキったようにハニワでデコレーションしたりするのも、別に古墳に手を加えたんじゃなく、古墳そのものを再現する形になったわけね…

で、ついでにそこまで直すなら、玄室を実際に見れるようにしっかりした建物で作ってしまおう、

そういうわけか…と妙に納得。

「水遊びは危険」の看板がシュールな県内最大の前方後円墳…二子山古墳

で、ここまで来て、最後に左手に見える盛土、もとい古墳にも足を伸ばします。

資料館でもらったパンフレットには「二子山古墳」と書いてあります。

全長132メートル。埼玉県最大の前方後円墳です。

キレイに草刈りがされていますが、入り口はなさそう。

ぐるーっと空堀の周りを歩いてると奇怪な看板が。

『水遊びは危険です』

…いや、空堀だけじゃん。どこにあるんだよ、水…(´・ω・`)。

で、古墳に妙に手が入っていたり、空堀に雑草も生えてない様子で、首をひねりながら駐車場に向かう途中に、この古墳の看板を発見。

さっきの場所よりずいぶん離れているな…なんでまたこんなところに(´・ω・`)。

で、読んでみると。

堀が二重に囲まれている様子が分かりまして今私がグルーっとまわってきた場所は、外堀と内堀の間のようです。

で、水遊びウンヌンは、当時のこの内堀部分らしいのですが、元々水が入ってなかったんで水を抜いちゃった様子。

空堀のままいくんだったら、『水遊びは危険です』の看板はいずれ撤去されてしまうのでしょうか(´・ω・`)。

面白いから、このまま残してほしい…と思ってしまった、ブログ主でした。

暖かい日にノンビリ過ごすのも楽しそうな公園

この「さきたま古墳群」周りが公園のように整備されていまして

天気のいい日に出かけたら、アップダウンのある見学コースもあり、いい運動をしながら勉強ができそうです。

ご興味のある方はぜひ、一度足を運んではいかがでしょうか?

最後まで読んでいただきありがとうございます。この記事が面白かったらTwitterリツイートやシェアボタンでの応援よろしくお願いいたします。

コメント

タイトルとURLをコピーしました