ハロートレーニングの課題が結構バンバン出るようになってきた。
最初は実際にあるバナーをPhotoshopでソックリに模写するヤツ。
滅茶苦茶に面白い。
…こういう充実感ある毎日を送ってると…不思議と本が読める。
今日は、こんな本を読了した。

八名信夫「悪役は口に苦し」
八名信夫、っていえばさ…
西部警察なんかで、にくったらしい凶悪な犯人として登場しては、大門軍団に撃ち〇されて無念の表情で散っていく、
おっかないオジサンだったわけです。
「十時半睡事件帖」で見方がガラリと変わった!
子どもの頃はスッゲーおっかねえ人だったけど
私の見方がガラリと変わったのが
NHKで1995年に放送された「十時半睡事件帖」
この最終回で八名信夫さんが
若い子に手を出して、子どもが生まれちゃったお武家の御隠居さまを演じていたんです。
最初は「どんな悪人を演じるんだろう」って見てたら
若い娘と世帯を持ち、ひっそり暮らして
息子たちから「まったくいい歳してみっともない…」と吊し上げられて
しょんぼりしてる。
それでも「別れろ」と言われてもガンとして受け入れない
最後は娘と子どもを連れて家を出て、江戸?を離れるのですが
背中に老いと哀愁が漂ってきて
すっごく、いい!
あれで見方変わったんだよなぁ…。
実はこのドラマ、名前が思い出せなくて、「もしかしたらこの本を読んだら出てこないかなぁ」と思ったんです。
ドンピシャでした。あらすじも書いてあって
「ああ、やっぱりコレだ!」と。
八名さんのまっすぐな正義感が本当にいい!
八名さんって悪役をやってきた俳優を集めて
悪役商会というグループを結成。
老人ホームに慰問に行くとなぜか掃除をさせられたりして
戸惑いながら窓や庭を掃除する話が出てきて
なんか「悪役の人っていい人たちだなぁ」と思わずホッコリしちゃいました。
また、高校に講演会に行ったら
タバコは吸うわ、騒ぐわで全然聞く気のない連中に一喝し
かえす刀で先生たちに「このままじゃダメになるって分かってるのに、なんで叱らないんですか!」と
先生たちにど正論をぶちかましたら
髪染めた兄ちゃんたちが「ありがとうございました」と最敬礼して送ってくれた話も熱い。
昔いたからね、こわ〜い近所のオジサン。
危ないところで遊んでるとさ
「コラー!そんなところで遊ぶな!!どこの子だ!?」って怒鳴るようなね。
そろそろ私もそんなオジサンにならなくちゃいけないのに
何やってるんだろ…と反省したりして。
「まずい!もう一杯」のあのCMの裏話も懐かしい
個人的に「へぇ!?」ってなったのが
「キューサイの青汁」の撮影秘話。

「まずい、もう一杯」が人気になりました。私もマネしましたわ。
最初は青汁をグッと飲んで
「こいつは悪役にもいいな」という予定だったけど
…本当にマズい。
そこで当時の社長に「まずい、って言っちゃった方がいい」と提案。
長谷川常雄さんという当時の社長がその場で重役を集めて
「それでいい。でもなんとかフォローもしてほしい」と頼まれて
「まずい!もう一杯!!」が誕生した話は面白かった。
…CMって、商品をアピールするものじゃん。
まずい!とアピールするなんて奇策もいいところなんだけど
「もう一杯!」で、体に良さそうという
「良薬口に苦し」をアピールするというのはさすが見事な機転だと思います。
熱くて、優しい「昭和の良さ」を改めて再認識
そんな八名さんだけど、若い時は結構大変で
野球の腕を見込まれてプロに入るも、怪我で俳優に転向
「いい悪役」になるためにハリウッド映画を見て研鑽を重ね、
色んな出会いを重ねて、今があると振り返ります。
この出会いに関しては、本書を実際に読んでいただくとして
私も47歳になって振り返ると、実に多くの方にお引き立てをいただいたなと。
もちろん、昭和の全部がいいわけじゃないけど
しょーもない若造(私)に実に良くしてくれたなと。
そろそろ下の世代に「恩返し」をしなきゃいけないんだけど、ねぇ。
まずは、生活をキチンと立て直さないと…
というわけで、ハロートレーニングに再び頑張ることを誓うことになった
ブログ主でした(´・ω・`)
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