DUO3.0の読みにくい英文を解説してみる (section 2編)

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DUO3.0の読みにくい英文を文法的に説明してみます。

今回はSection 2 を取り上げます。

人によって「分かる分からない」は異なるものです。

もし、分からない英文があれば、メッセージを下さい。

その都度調べて随時アップします。

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10.Bob was so beside himself that he could scarcely tell fact from fiction.

これは、中学校でお馴染みの so~that… (とても~なので、…)構文の応用ですね。

I was so tired that I could not stay up late last night.(あまりに疲れていたので昨晩は夜更かしできなかった)みたいに

so の後ろには通常形容詞を使うことが多いんですが、be beside oneself が動詞でありながら、形容詞的に使われてるのが面白いと思います。

that の後ろには he could scarcely tell from fictionが続きますが、この部分は主語、動詞なんかが含まれ取り出して一文ができているパーツで、文法的にはと呼ばれるものです。

『あまりにボブが取り乱していて、 現実と虚構の区別がつかなかった』という意味です。

11.His new novel,which combines prose with his gift for poetry, is going to be published.

ここでのポイントは、関係代名詞の使い方です。

この英文は、His new novel  is going to be published. というシンプルな英文にカンマに挟まれて関係代名詞節が挟まる、といった内容になっています。

しかし、普通の関係代名詞のように、「散文に彼の詩の才能を融合させた彼の新しい小説は」と訳してしまうのはまちがい。それでは他にも散文に彼の詩の才能を統合させた作品があるかのように誤解をさせる可能性があります。

英文をよく見てみると、関係代名詞 which の前をカンマで区切っているのが分かります。

,which combines prose with gift for poetry, という風に。

これはhis new novel がどんなものか補足説明をおこなっているのです。

普通の関係代名詞が限定用法と言われるのに対して関係代名詞の継続用法と呼ばれています。

従って、直訳すると

『彼の新しい小説は、(それは)散文に彼の詩の才能を合わせたものだが、出版される予定である』となります。

ちなみに、このような継続用法では、モノ、人に関係なく使える関係代名詞 that は使えません

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