人って歳を取ると、歴史への興味が湧くみたいです。
子どもの頃、40歳といえば、何でもよく知ってる大人というイメージがありました。
しかし、いざなってみると「なんて僕はモノを知らないのだろう」と考えてしまいます。
特に、強い興味を持つのは「なぜ、僕の暮らすこの世界はこうなったのか」って話。
そうすると、歴史に向かうことになります。
40代で日本史を学び直す
と言っても、本格的に日本史(通史)を学ぶのは25年ぶりです。
しかも、高校2年からは世界史一本に絞ってしまったので平安時代以降は授業を受けていませんでした。
何にしようか考えて、当時売れていた『一気に学び直す日本史』を手に取りました。
しかし、この本。
とにかく暑い、じゃなかった厚い。しかも密度が高い。
確かに「これ一冊で新書100冊分」の知識は身につくでしょうが、これを頭から読み通すのは中々の難行ではないでしょうか。
かと言って、この本をただの本棚の肥やしにするのはもったいない。
そこで、気がついた箇所を拾い読みすることにしました。
三上(さんじょう)で細切れ読みにチャレンジ
昔から詩作には『三上』というのがありまして、ちょっとモノを考えるのには
鞍上、枕上、厠上
が良いと、相場が決まっています。
ちなみに鞍上は乗り物に乗っている時、枕上は寝床、厠上はトイレの中の事です。
僕はトイレに本棚を置き、便器に座りながらこの本を開くようにしています。
トイレの中ですからまぁいて10分ちょっとなのですが、読まないよりはマシかな、と。
あと、最近スタディサプリの日本史も視聴するようにしています。もともとは、学生向けのサービスですが、社会人でも視聴可能です。
一年分(12000円くらい)を払えば授業が見放題!!
聞くだけでもかなりザックリと日本史を勉強出来ますし、なんと言っても
活字を読むより話を聞く方が、分かりやすい!センターレベルと言いますが、決してレベルも低くないし。
これで話の筋を抑えたら『一気に〜』も分かりやすくなるかも、と考えています。
しかし、これで読んでも、何となく全体がつながらない。やっぱり全体を通して読まねばダメだと思いましたが、日本史の通史は読むのが久しぶりなんで、いったん中学校の歴史の教科書を通読してから再チャレンジしました。
その後…思い切って「鞍上」で読み通してみた
そして2019年1月〜3月に「いっきに学び直す日本史」を通読しました。さすがに「いっきに」は学び直すほどのスピードは出せませんでしたけど。通勤時間を使ってコツコツと。
三上のうちの「鞍上」ですね。一年くらいかかるかな、と思ったら二月で読み通せましたよ。
また、2度目の通読も試みました。2020年の11月~12月です。
さすがに2度目だと、かなり頭に入りました。実際読み通してみたら、この本にも様々なアラが見えてきましたが、でも全体としてみればいい出来です。
ちなみに、Amazonには、上下巻を一冊にした合本版がKindleで出ています。こちらの方が500円くらいお得で持ち歩きやすい。
Kindleユーザーならこちらの方がおススメです。
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