昨日、テレビの影響で、何年も前に書いた『勉強大好き芸人』の記事が突如プチバズってオロオロしたブログ主です。
ブログがバズるのは嬉しいけれど、「炎上!?」と心臓に悪いです。
勉強ネタがこのところ重爆気味の当ブログですが、読み終わった本もまた、勉強モノでした。
佐藤優さんの勉強本で一番分かりやすい!
ひょんなことから、この本を知って読み始めました。
佐藤優さんといえば、その博学で明晰な解説で人気を集めている元外交官。
私も、『くにまるジャパン極』や『ザ・フォーカス』などで彼の解説を聞くのが楽しみです。
そして、彼のベストセラーの中でも勉強法を紹介する著作が結構な人気を集めています。
ところが、その手の読者を悩ませる問題が一つ。
高校卒業レベルをもれなく学びなおそう、と言われても大抵の人には相当な苦行になります。
高校レベルってメチャクチャハードルが高い。
そんなわけで、私もそのことに悩み、
じゃ、中学校から学びなおそうぜ、という記事を当ブログで恥知らずにも書き散らかしました。
そんな中、佐藤優さんご本人が『12歳からはじめよう 学びのカタチ』という
中学生レベルの主にピッタリの本を書いてくれているではありませんか!?
これはいい、と早速読み始めた次第。
これがですね、佐藤さんの勉強本の中でも一番!といっていいくらい読みやすい!!
なおかつ、内容は従来と全く変わらず、現役のニーズに沿った
・上手な学習の進め方
・集中力の維持の仕方
・苦手なところ、弱点の見極め方
・スイスイ暗記できる方法
・アクティブラーニングも怖くない、インプットとアウトプットのやり方
を伝授してくれちゃうんです。
そして、普通の成績の人がどう学習すればいいかだけでなく、
からっきし、分からない人にどうやったらズンドコな状態を抜け出せるかまで、分かりやすく書いてあります。
現役の中高生にも非常にコスパがいい。
勉強法の本として読んでもホント良くできています。
考えるツールとして「学校の勉強」をとらえる
ただ、この本が従来の学習法の本と違うのは
学校の勉強にどうついていくか?で話が終わらないところ。
佐藤さんはこの本を書くにあたって、単に偏差値を上げるためでなく、考えるツールとしての中学の知識をいかに養い、実生活に活かすかを念頭に置いているようです。
ですから、第4章ではご自身のマンガの読み方(最初は絵を追って流れをつかみ、2回目は吹き出しの中をじっくりと読む)を披露。
おススメのマンガと、そのマンガに興味を持ったらこういう本を読んだらいい、というガイダンスから勉強で培った能力を生かして活字の本に親しむこと、読書から様々な代理体験を積んで
人間が豊かな心を持ち、人に様々ないい影響を与える人間になれるように、という
本来教育が目指すもの、教育を通して育むべきものを示しているのが素晴らしい、と思いました。
むしろ親が読みたい一冊
こういった事って、もしかしたら親も読んでおくべきかもしれない。
みんな経験あると思うのですが、親に「勉強しろ」って言われて、「なぜ?」と言い返したことってないですか?
私は何度もあります。
それで、社会に出てそりゃもう、自分の無知さをいやというほど思い知り
「これではならじ!」と社会人になってから、大学時代以上の猛勉強。しかし、私にそれが出来るのは家庭を持っていないからで、家族がいれば毎日の子育てに奔走することになり、
昔の後悔が思い出されて、つい子どもに「勉強しなさい!」とループすることになるかと思います。
佐藤さんのこの本は、親子で読んでみて、
「お父さん(お母さん)は佐藤くんの、この意見すごくよく分かるよ」と意見共有に使うのにすごく役に立つと思う。
また、子どもたちの教材を片手に、勉強をする親って決して恥ずかしくないと思う。
むしろ「それだけ大事なことを、今自分たちがやってるんだ!?」という意識づけになると思うのです。
そんなわけで、現役の親御さんもこの本を読んでみて欲しい。
もちろん、子どもを持たない私にも、すごくいい本でしたよ。
私、人よりは割と多めに本を読む人間だと思いますが今年買った本で、一番の大当たりだと思います。
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