「DUO3.0」はホントすごい本だと思います。
僕は英語学習で20年回り道してしまいましたが、もし、33歳あたりで中学校レベル英語の音読のあと、こちらに進んでいたら、3,4年は軽々ショートカットできたかなと思います。社会人の英語教材として、結構な完成度を誇っていると思います。
語学の学習においては「反復練習」に徹底的に時間を割かないと上達が見込めない、というのが個人的な教訓なのですが、効果が出るまでやり続けるには、中々効果が上がらないジレンマを超えなきゃいけないのもまた事実だったりします。
それぐらい、この本を手にしては、無残にも散っていった先輩学習者が多い教材です。
ではDUO3.0という、ポテンシャル充分な教材をどうやって続けたか、個人的な経験から役に立ちそうなテクニックを3つ、挙げていきます。
ポイントは、「目標を刻んで、続けるモチベーションを維持する」ということに尽きると思います。
①「音読の回数」を記録する。
最初に購入した一冊目の時、とにかく自分の成果を明確にするため、英文の上の部分に音読回数を正の字で記録しました。やったものと、そうでないものがこれで一目瞭然になるからです。
以前このブログで、コンピューターRPGのレベルアップを自分の勉強に取り入れられないかと考えだした方法ですが、回数を重ねると、リスニングなんかでもはっきり違いが分かるので、自分の努力の方向性は間違ってない!と自分を励ます効果もあったと思います。
②「聞き取る力」の向上を励みにする。
僕は、この本の音読トレーニングは別売のCDの存在が絶対に必要だと思っています。
間違った発音で単語を覚えると、リスニングの力が伸びないし、発音を直すのが大変です。
少しずつでも自力で「近い発音」ができると聞き取れることを何となくわかってきているからです。
ちょっとばかしお金がかかっても、CDを買うのは必要経費だと思った方がいいと思います。
そして買ったら、iPodに入れるなりして聞きこみます。やってない部分も、分からなくていいから聞いておくといいでしょう。
最初、このCD(僕は復習用を使いました)を通しで聞いても、分かるのは5%くらいでした。
しかし、音読をした部分と、まだやってない部分では聞き取りにはっきりとした違いがあることに気が付きました。
その違いがすなわち、自分の進歩というわけで、苦しいながらも音読練習を続けられた部分があります。
③スピードアップを励みにする
以前書いた通り、この本の一周目はサボりまくりで半年、2回目はこれまたサボりで4か月と超鈍足の周回しかできませんでした。
しかし、その後、15日に1回のペースに、その後は9日に1回、現在は5日に1回のペースで周回できるようになってきました。
スピードアップすると「最初あんなに苦労したのに、俺ってスゲー!!!!」などとそれなりの手ごたえになってまいります。
さらに、スピードアップには以前の記憶が残っているうちに再び同じ英文に触れることにもつながるため、グッと「記憶の歩留まり」が良くなります。
私は①の音読回数記録は、一冊がボロボロになったときに止めましたが、周回記録は1周目から付けています。この記録そのものが僕自身の進歩の証で、そこからさらに強いモチベーションを引き出すことにつながっていると思います。
以上、つらつらと述べてまいりましたが、どんな本、教材を用いても「一発で覚える」ことは無理で、何回も繰り返す手段を模索した結果のノウハウです。
現段階ではまだまだ、僕の最終目標である「英文を何も見ずに頭からそらで言える」なんて状態にはなっていないのですが、それでもこの方法を続けていけば、いずれたどり着けるだろうという手ごたえは感じています。
何度も言いますが、DUO3.0はスゴイ本です。一度始めたら浮気をしないで、これ一冊とやりこんでみるのは決して間違ってはいないと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。この記事が面白かったらTwitterリツイートやシェアボタンでの応援よろしくお願いいたします。
コメント