前の会社とブンブンチョッパー

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つい先日のこと。

私がいた会社の人から連絡があって会うことになった。

まぁ、いまさら隠す必要もないから言うけど

私、前の会社の株式、15%ほど持ってたんだよね。

だから、会社をやめてもそれでおしまいとはならなかった。

非上場企業の株式って、証券会社から買うもんじゃなくて

前々代の社長が辞めるっていうから

後を継いだ前代に頼まれて引き受けたもの。

ちっちゃな会社だったから、そんな大した金額でもなかった。

後で知ったことだったが、前々代はその時点で会社に見切りをつけて

会社をたたみたがっていたようだ。

でも私は会社が好きだったし、仕事も気に入っていたから

会社を続けたがっていた前代社長に頼まれて「それなら」と引き受けた。

…あれから、10年以上。

目の前の書類には決算の数字が並んでいる。

ウチの会社がご臨終の時の数字はこんな感じだったか、と

万感胸に迫ったよ。

株主として最後の務め、すなわち決算書にサインと捺印して、

会社を送ったわけです。

…会社の最期は様々で、

社長が会社の金を持ち逃げしてトンズラこくこともあるし

取引先にあちこち不義理をやらかして、恨みを買うケースもある。

ウチの場合は、長年お付き合いしていただいた方々に迷惑をかけることなく

その役割を終えることができた。

残った社員は粛々と片付けている脇で、

私は途中退場を余儀なくされ

株主としては書類待ちで見守る他なく、

かつての仲間に手を差し伸べることもできなかった。

それも、これで終わる。

出資は期待はできないが、元々捨てたつもりで投じた金だ。悔いはない。

帰り道、なんか買おう…と思った。

そうだ、ずーっと欲しかったブンブンチョッパーを買おう!

カインズホームに車を寄せて、品定めをしていく。

小さいのと、大きいのがあったんで

大きい方を。それでも1,000円しなかった。

最近、料理してなくて、出来合いのものばかり食べてたから

久しぶりにマッスルグリルというYouTubeチャンネルで紹介していた

「ジャンピラフ」を作る。

この料理。米一合を野菜でかさましして、鶏肉もぶっ込んでつくる

炊き込みご飯。

これだけ食べてればバランスが取れるから何かと好都合なんだが

とにかく野菜を細かく刻む必要がある。

包丁でもいいけど、手間がかかるし

安物のフードプロセッサーを買ったらすぐ壊れた(´・ω・`)。

その点、ブンブンチョッパーは、人力である。

包丁で刻むよりはるかに早く、壊れたとて、千円なら痛くない。

私の前からその姿を消した会社と入れ替わりに私の手元に来たブンブンチョッパーは

コスパ抜群で、私のズボラ飯を支えてくれている。

 

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