なんか急に、加藤剛さん主演の大岡越前が見たくなって、Amazonを調べたらこんな番組が出てきました。
「大岡越前のお年寄りの交通安全」…江戸時代に自動車がないのに、どうやって繋げんだコレ??
と、気になって見たらコレが中々面白い。そんなわけで、アマプラでも見られるこのコンテンツについてご紹介しようと思います。
舞台は「大岡越前」…を見ている勉強会。
このコンテンツは30分ほどの尺の中で、2つの舞台を行ったり来たりします。
ひとつはおじいちゃん、おばあちゃんが集まった寄りあいというか、勉強会。
3人遅れているんで予定通りに勉強会が始まらず、高橋元太郎さん演じる警察官がテレビでやってる「大岡越前」を見せながら、
高齢者の足や、反応が遅いことで起こる「道路横断時に車と接触する」事故をいかに防ぐか、ということを学び、
みんなが集まって最後に路上で右を向いて、左を向いて、もう一度右を見て
道路を速やかに渡る…という事を実践するという話です。
なんでも、免許更新の際に見せる映像として1996年に制作された番組だそうで、
交通安全を訴える「教育番組」としての必要要件を備えているのですが
「あの」東映が作る番組で、同社が誇る時代劇を冠しているだけであって
劇中で見る「大岡越前」の出来が、通常の3分の1の尺の中できっちり楽しませる。
クオリティがありえないくらい高いんです。
教育パートを食っちゃう位秀逸な「大岡越前」パート
劇中の「大岡越前」は大店の奥さまが大八車にひかれる所から話が始まります。
南町奉行所が調べたところ、奥さんの不注意もあるし、車を引いていた若者の罪をそんなに重くしないで、注意で済ませようとしていたところ
そのお店が脅迫を受ける、という事態が発生。
実は、奥さまをひいた若者が、5年前に死んだ息子にソックリで
その男が「昔の恨みを忘れてないぞ」と脅迫状に書いて来た、というのです。
そこで、息子は双子で、「双子は縁起が悪い」と里親に出した過去があり、どうも車夫の若者はその子らしい…と雲行きがドンドン怪しくなります。
息子は養父とともに悪の一味にとらえられ、ゆすりのタネに使われたら、口封じで消してしまおう…となり
果たして、どうなるんだろ?とハラハラドキドキ。
…でも途中から、交通安全関係なくなるけど、面白いからいいのです(適当だけど)
こんな交通安全教材なら、免許更新もさぞ楽しかろう、とは。
30分の中に、大岡越前→現代→大岡越前→現代…と
ちょくちょく舞台が切り替わるので、まぁ人によっては、とらわれた親子の運命はどうなるんか気になって
交通安全の啓もうは首尾よく進むのだろうか?と思う向きがあるのも致し方ないかなと。
ただ、現代パートで繰り返し説かれている「右を見て、左を見て、また右を見て」は時代劇パートでも出てくるんで、
それさえ、頭に入っていればいい(すごい適当だけど)。
まぁ、教育番組というと、免許更新のたびに毎回
「どこで人が出てくるか」「ドライバーはどこでしくじるか」を先読みして
つまらない時間をいかに面白く消化するかに腐心してますが、こういうの流しておけば、免許更新もサクッと終わるような気がしますね。
ご興味のある方はぜひ、ご視聴してはいかがでしょうか?
視聴はこちらから ↓
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