この記事では、仕事で使うような本を読むときのテクニックを紹介します。
慣れないジャンルの本は中々頭に入らず、苦戦をするケースも多いと思います。
だから、そんな本をどうやったら上手に頭に入れることが出来るか、ここに焦点を当てて、書いていこうと思います。
DTPの勉強をスタート
私、先日仕事の一環として、DTPの学習を命じられました。
DTP(Desk Top Publishing)とは、ぶっちゃけて言うと出版の印刷以外を自分たちでパソコンを使って編集しよう、ということ。
これまで、外部のオペレーターにお願いしている内容を自分たちでやろう!
そのために、この本を勉強して、対応できるようにしてほしい、と一冊の本を手渡されました。
数ある社員の中から私を選んで頼まれたのだから、意気に感じて「やります」と答えたものの…
書くことは比較的お手のものですが、パソコンは精々ワープロ打ったり、ブログ書いたりする程度にしか使いませんでしたから、自分でもどうやって勉強したらいいのか、ちょっと考えました。
これまで、個人で読んできた本はよほどのことがない限り再読はしない主義ですが、
仕事に関わることならば、この一冊を完璧に仕上げなきゃいけない。
そうすると、これまでの読み方とは別のやり方を行わなければならないでしょう。
全くの畑違いの知識を、間違いなく吸収するためには…。
ここで試してみようと思ったのが、
東大を首席で卒業した山口真由さんが提唱する「7回読み勉強法」でした
7回読み勉強法、とは?
「7回読み」とは、いきなり最初にすべての内容を理解しようと思わず、流し読みを重ねながら徐々に全体像をつかんでいき、7回目に内容を頭に叩き込むノウハウです。
1回目は章のタイトルや見出しを頭に写し取る感覚で、さっと流し読みをし、全体の構造を掴みとる
2回目は漢字を意識しながら、2行ずつ斜め読みをするイメージで、もう一度流し読みをする。
3回目も同様。覚えようとするのではなく、あくまで流す感じで
4回目は頻出のキーワードに注意を払いながら、ここで初めて普通のスピードで読んでいく。
5回目は4回目のキーワードに着目し、どのように説明されているかに注目。要旨を掴んでいきます。
6回目はいよいよ詳細部分に。要約するようにポイントを理解します。
7回目は「この段階ではここにはこういうことが書いてあるはず」と頭の中で先に要約し、読みながら答え合わせをする感覚で読んで、仕上げとなります。
今回のように、ほとんど未知の内容を読み進めていくなら、これがいいんじゃないかと早速試しました。
現在2回目に入ったが…読める、分かるぞ!!
本読みとしては、頭からじっくりと…の流儀ですが、今回はその本能をあえて捨てて、
山口さんのやり方を忠実に真似ることに。
山口さんは、4回か5回くらいまでは内容が分からなくても大丈夫と言われていますが、私の場合は1周目を終えて2周目に入って早速、内容が頭に入ってきました。
1周目はホント、チンプンカンプンでしたが、2周目は「あ、分かる」と明らかに理解できる状態に変化したのです。
勉強というと、
どうしてもカッチリ、シッカリと一歩一歩知識を固めていく
そんなイメージを持っていたのですが、1回でも、サラっと全体像をまとめておくと2回目はビックリするほど分かりやすくなる。
これはビックリしました。
ついスピードを落として熟読したくなるのを抑えながら、今2周目を読み進めています。
最後に…
本当ならば、7回全部やってから書くべきなんでしょうが、2回目で劇的に頭に入っている凄さに思わずブログを書いちゃった主です。
ただ、自分の手ごたえでは、7回目にどこまで仕上がるかという希望が見えてきました。
仕事では、興味の有無にかかわらず、読まなきゃいけない書籍はどうしても出るもの。
そんな時は、この7回読みのノウハウ、かなり役に立つと思います。
期限はあと、20日ちょっと。これからガンガン飛ばして、この本の一冊丸ごとマスターを目指していきます。
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