仕事をやめる際に、失業保険の申請を教わって、年末に手続きを済ませることを勧められた。
離職票が届いたらすぐやってほしい、と。
自宅でブログ記事を執筆していたら、離職票が届いたので、大宮のハローワークに手続きをしに行った。
帰り道、まだ朝ごはんも食べてない事に気がついて、そういえばこれまで何百回も前を通っているのに、行ったことない店があるのに気がついた。
それは大宮区三橋の大平公園向かいにある、このお店。
…こういうお店は、メッチャ美味いか、あるいはその逆かと相場が決まっている。
お店横の駐車場にジー子を停めて、思い切って店内に入ってみた。
お店には昼間っからチューハイ飲んでるお爺さん二人組(とくにそのうちの一人が完全にできあがってた)、他にはどこかの工場の職員さんみたいなツナギを着た人も2人。
店内はおばちゃん一人が切り盛りしてて「すいません、時間かかりますけどいいですか?」と聞いて来た。
ワンオペなのか、大変だなと思って、了解して空いてるテーブルに着席した。
…しばらくすると、調理とかが終わったんで「注文をお願いします」と声をかける。
こちらが様子を見て声をかけたのが良かったのか、機嫌よくおばちゃんが答えてくれたんで、おすすめメニューのチャンポン、それも特製チャンポン(1000円)を頼んでみた。
野菜や、エビ、カマボコ、豚肉、あさりなどがドカーンと山盛!!!!
「おおっ!?」と言ったらおばちゃん、ドヤ顔をした。こりゃ、確かに特製だ!!!
麺を引っ張り出すと、あの極太麺が姿を現した。
これこれ!ちゃんぽんの麺はぶっとくて、食べ応えがあるのがいい。
後ろの酔っ払い爺さんの声はうるさいけど、ちゃんぽんに全集中して食べ進める。
やや、柔らかめな麺にはスープがしっかり絡んで、非常に美味しい。
野菜はシャキっとしてるけど、しっかり火が通ってて甘みもあってよし。きくらげのコリコリもアクセントになってる。
特製だけあってエビやタコ、豚肉、貝柱など、いろんな素材がそれぞれ食感や旨味を出しあって非常に美味しかった。
おじいちゃんsが飲み終えて帰宅するらしい。なんかでっかいステーキ肉を冷蔵庫から出して渡されてた。
きっと肉を奥さまに頼まれて、勝って帰る途中に街中華に入って、たまたま酎ハイをのんで酔っ払って帰る所だろう。
ほんと、玉袋筋太郎さんがよく話してた「街中華で昼間から飲む」パターンそのものである。
クダを巻いていたおじいちゃんsがいなくなると静かなもので、たっぷりの野菜を濃厚なスープに浸しながらいただく。
ひさしぶりの山盛チャンポンは実に美味しかった。
実は…この道、仕事でかれこれ20年は通ってるけど、お店は昔からずっとぼろかった。
今回来なかったら多分、一生行くことはなかったに違いない。
冷蔵庫には年金のお知らせがマグネットで貼ってあり、きっとこのおばちゃんの体が動かなくなったら閉店になっちゃう運命だったと思う。
…なんか、仕事をしてたころの謎の店が、うまいチャンポン食わせてくれる店だったと分かり、
ハローワークによる時はまた来ようかな、と思った次第です。
お店について詳しくはこちらから。
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