さいたま市岩槻区のB級グルメ「豆腐ラーメン」を食べてみた

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先日 Twitter のやり取りをしていたら、「埼玉県人なら豆腐ラーメン食べたことある?」と聞かれた

たしか、B級グルメが一番人を呼ぶイベントだったころ、

そんなのあったなぁ…と思っていただけで

どこにあるのかも知らなかったんで、調べてみたらさいたま市岩槻区(むかしの岩槻市)がルーツらしい。

それなら行ってみようと思いつつ、休日は仕事が入ったり、

仕事の振替で月曜日に行こうとすると、月曜定休だったりで、色々とノビノビになっていた。

で、久しぶりに土曜日休みとなったんで、早速行ってみることにしたわけです。

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お店は「市民会館いわつき」まさかの公共施設内。

てっきり私、お店が街中にあるもんだと思っていたのですが

お店を見ると、岩槻城址公園の敷地内にある「市民会館いわつき」の1階、「レストラン大手門」だというんです。

なんか、いやーな予感がしました。

公共施設って、なんとなく営利を考えないイメージがあるんで、メシはそんなにうまくなさそう…

しかし、噂を聞くと、コレが結構いけるらしいと。

でも、豆腐ラーメンって言ったって、麻婆豆腐を乗っけた麻婆ラーメンみたいなもんだろ?…と

なんとなーく、気乗りはしない。まぁ、マズかったら「名物に旨いものなし!」と盛大にdisって帰ってくればいいや…という

前向きなんだか、後ろ向きなんだかの気持ちで、岩槻まで車を走らせました。

早く着きすぎたので、岩槻城址公園をお散歩

で、着いたのがオープン1時間前。せっかくだから、岩槻城址公園をお散歩します。

ここには、東武鉄道のロマンスカー「きぬ」が野ざらしで置かれていて、外回りの時、ちょくちょく足を運んでいたんです。お昼休みで休憩を取る時に。

縦のヘッドランプって、何となく懐かしいんだけど、今見ると逆に新鮮ですよね。

正面から見ると、こんな感じ。

いかにも、昭和って感じの「きぬ」のデザインをしばし愛でながら

腹を空かすために公園をお散歩。

キャッチボールしたいような場所が多いのに、最近の公園は「ボール遊び禁止」になってる。

キャッチボールをヒマつぶしにしていた幼き日の私と弟なんかは、今の時代には場所探しで苦労をしそうです。

でも、梅雨に入ったとはいえ日差しも見える天気だったんで、親子連れが遊具で遊び、中学生とおぼしき女の子がランニングしてたりと

まぁ、平和な土曜日でしたよ。

さて、オープン20分前になったし、市民会館いわつきに移動します。

すごいです。のぼりで「元祖豆腐ラーメン」を激推ししてます。

で、正面階段は「ホール利用時以外は使用不可」とロープが張られてます。では入り口はどこ?と思うと、階段のとなりに、ひっそりとありました。

どこから見ても、フツーの会館で、美味しい店が奥にあるように見えない…不安です。

オープン前に行列できてた

で、入って右手にお店があるんですが、意外!ちゃんとオープン待ちの人がおりました。

で、廊下にあるディスプレイには豆腐ラーメン630円が。

どうやら「さかなクン」も食べに来たらしい

あと、ウド鈴木さんとかも食べに来てた。

鎖国メシ認定証

貴方の料理は万人を唸らせる至高の味にもかかわらず

此の地でしか食べられない唯一無二の逸品である

よって以下に記す料理を鎖国メシと認め、当書を証とする

どうやら、何回もテレビで取り上げられていたらしい。

そのせいか、オープン5分前になると、12,3人くらいまで開店待ちが増えていて「もしかしたら…」と味に期待を感じ始めていました。

で、オープンすると、前の人に「お先にどうぞ」と言われて

一番乗りでお店の左手のカウンターへ。

注文したのは、豆腐ラーメンと餃子(ニンニク入り)3個のセットで、850円。安っ。

厨房には意外に多い店員が立ち働いていて、割と賑やかです。

10分くらい待ったら、お店の人がメニューを運んできてくれました。

値段が値段だし料理を取りに行くスタイルじゃないんだ、とビックリ。

器は結構、デカい。単品でも結構満足できそうなボリュームです。

欲を張って餃子付にしたけど、餃子もフツーの1.5倍はある。

麺が伸びちゃうともったいないので、まずはラーメンから取り掛かることに。

どうやら、醤油ラーメンのスープに豆腐とひき肉のはいったあんをかけてある感じみたい。トッピングはワカメとネギ。

美味しいのかな?見た目だとイマイチ味が想像できない。

麺は細麺のストレート。スープにとろみがあるんで、絡みはすごくいいです。

麺はツルツルシコシコで美味しい。

で、スープも飲んでみたけど麻婆麺のようにピリ辛コッテリじゃなく、スッキリした感じ醤油味で、やや甘めにも感じる。

あと、ゴマ油の香りもちょっとする。ワカメとネギも地味に引き立て役として優秀で

全体としてスッキリ香ばしくて、シンプルな味にアクセントになってる。

アツアツのあんだから、麺を食べ終わっても、豆腐入り醬油スープがまたバランスが取れていて美味しい。

麺を片付けたら、今度は名前のメインを張ってる豆腐を攻略。これが「うそっ!?意外に合うじゃない!!!?」とビックリ。

トロっとしたスープと、絹ごし豆腐の滑らかさが、ホント他にない味。

おっきめの絹ごし豆腐がのどを滑る。滑らかな食感とトロっとしたスープが好相性で、冬に食べたら最高だなぁと感じたりしました。

なんというか、本当にバランスがオーソドックスで、ご馳走感はないけれど、それだから飽きがこなくて、何回でも食べに来たくなる味ですね。

で、もう一つ頼んだでっかい餃子。

岩槻餃子というらしく、お持ち帰りもできるらしいです。

ひと口では食べられない食べ応えがいいですね。

うん、これも美味しいです。

結局、スープまでキレイに平らげてしまいましたわ。これは美味しい。

食べた感想なんですが「また食べに来たい」でしたね。

ラーメンって味が濃くて、食べた時には旨いけど「当分は食べに来なくていいかな?」と思うのも結構あるんですけど

この豆腐ラーメンは、割とライトなんだけど次また食べたいな、と思っちゃう味なんです。

名前からして、イロモノ感半端なかったのに、実はオーソドックスな味付けで

でもメチャクチャ計算し尽くされていて、しかもまた食べたくなる。

お店の話だと、45年食べ続けてるお客さんもいるそうで、それもすごく分かるなと。

なにより、安いよね。今どきのラーメン屋って1000円超えてくるもんね。だけどここは1000円はいかない。

でも、美味しい。そりゃオープン前に行列ができるわけだ、と超納得した次第です。

【お店データ】

埼玉県さいたま市岩槻区太田3-1-1 市民会館いわつき 1F

営業時間11:00~14:00

月曜日定休。

クルマがおススメ。岩槻城址公園の駐車場が使えるんで、かなり便利です。

もうちょっと足を伸ばせる方は、春日部市のみどりスーパーで「そこら辺の草天丼」なんかをお土産にしてみたら面白いかも。

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