先日、地元の押田謙文堂で、歴史総合の教科書を購入しました。
私、結構学校の教科書を読むのが好きで、自分の学んでた時代との変化を感じたり、どういう視点で編集しているのか意図を感じたりするのが好きです。
それに、情報量の割に値段が格安なのもいいんで。
先日「そろそろ新教科書が出る頃だよな」と思い立ち、気になっていたこの新教科の教科書をゲットしました。
歴史総合をざっと見た感想
私のころは「日本史」「世界史」と別立てて学んでいました。
そして、私は日本史B、世界史Bという、ボリュームのある教科書を使用していました。
これは、両教科ともに古代史から近現代史までを網羅的に扱うもので、一般高校で用いられたカリキュラムです。
しかし、この「歴史総合」は、日本史、世界史を統合し、
さらに工業系で使われる日本史A、世界史Aのカリキュラムに似ています。
端的いえばに中世、近世までをイントロダクション扱いに軽く説明し、近現代にフォーカスを当てて因果関係の解説をより深く掘る教科のようです。
また、教科書でも経緯や因果関係を読み解き、考えるということを表紙に掲げているように、カラー印刷を多用し、資料も豊富に入れているのも実に親切だと思います。
中学の歴史教科書より、やや世界史が多めのレベル
以前、中学校の歴史教科書をよんだことがありますが、日本史と世界史を両方取り上げる点では
歴史総合と連続性があるなと思います。
しかし、歴史総合では世界史の方をやや多めに設定している。「世界の中の日本」という意識を感じる内容でその点は非常に面白いなと思いました。
また、産業革命のようなテーマもそうですが、ナショナリズムや環境問題、経済格差のような現代でも重要なスキームになりそうな問題をキチンと取り入れていて、
現代を読み解くのに重要なパーツをそろえてみましたという感じです。
オトナにも便利な「歴史入門書」
そのため、内容は私のようなオジサンが歴史を学びなおしながら
今の問題を歴史的にとらえなおす「再入門書」としてもいいかなと思います。
歴史を好きで、色々勉強してて考えたのですが、やっぱり「世界史」「日本史」と真っ二つに分けてしまうより、近現代のように各国がプレイヤーとして動く時代は
今回の歴史総合のような教え方が合理的かもしれないな、と思います。
そして、大人が学びなおすときはやっぱり、日本史、世界史を分けるより両方をまとめて抑えられる読み方の方が、
絶対に面白いし、役に立つと思います。
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