中3の教科書を500回音読する、『音読500回プロジェクトリターンズ』を始めていますが、実は、英語教科書そのものはここ3回の改訂版を全て持ってます。
なぜかというと、以前僕は地元の街で子どもに勉強を教えるボランティアをやっていだからです。
子どもがいないなら、人の子どもの面倒を見てやれ!
40歳独身で子育てを経験しないと、親戚筋から「結婚も子育てもしないでなんという無責任な…」と言われていたんで、
「結婚はできるかどうかは分からんが、とりあえず人の子どもの面倒を見てみるか」という軽い気持ちで始めたのがきっかけです。
教えていたのは主に中学生、小学生。
メインは数学・算数と英語です。時折社会も教科書を一緒に読んだり、話をしたりして教えています。
自分に対するメリットなんぞハナから考えず、「先人からもらったモノを年下の子にあげて、世の中に役立つ人間になっていただく」ことが目的と信じて
1年ちょっと続けたわけですが、やっていてものすごいメリットがあることに気づきました。
教えてると頭が整理され、頭にもよく入る
僕は長年、学校の勉強をやり直したいなぁ…という願望があり、スタディサプリと契約して授業を視聴したり、様々な本を読んで視野を広げようと努力しています。
そんな中、この学習支援ボランティアを続けているうち、自分の中の知識が整理されて、より一段深い理解になってきました。
人に教えるという行為が、頭に効率よく知識をリンクさせることにつながったわけです。
例えば、英語の教科書を使って教えるとき…一応予習をします。そして、授業をすると教えている相手以上に僕が様々な気付きを得られる。
「”$8.40”を eight forty と読めるなんて知らなかったなぁ。トクしちゃった!」と思う。
あるいは九州の地理を一緒に読むと、シラス台地では地盤がもろいので大雨が降ると土砂が流れて川底を底上げし、洪水の危険性が増す。
そこで、砂が流れ出さないように砂防ダムが整備されると書かれている。
おお、砂防ダムってのはそう使うのか!と40歳にして感動してたら、子どもに「楽しそうだね○○さん」と言われてしまいました。
そりゃ、楽しいわい!!!
で、この楽しいって気持ちは意外に向こうにも伝染するものらしいんです。
一円もトクにならないが、人が伸びるのは隣で見てて面白い
最初はアルファベットすら怪しかった子がメキメキ力を付けて、最近なんかは difficult とか at once とかパッと覚えて、授業受ける前の英文も読めるようになりました。
そうすると、こっちがコレやるぞ!というと、打てば響くように熱心に取り組み、また力を付けるという好循環に持っていけます。
さすが、成長期。頭の成長も、日々進化しています。
休憩中に雑談していると、夢がマンガ家だといいます。そうすると僕は、
「マンガ家って意外に読書家が多いんだよね~」と、手塚治虫さんが哲学書とか文学に親しんでいた、とかの話をしました。
そうすると、じっと聞き入って「そうなんだ!」と素直に反応してくれるのも嬉しかったですね。
今はコロナだから、そう簡単に出来ないけれど、余裕ができたら寺子屋みたいに英語教科書を素読する教室をやりたいなぁ、と思う今日この頃です。
【関連記事】
最後まで読んでいただきありがとうございます。この記事が面白かったらTwitterリツイートやシェアボタンでの応援よろしくお願いいたします。
コメント