この記事では「迷ったら中学レベルからやり直す」のメリットについて書きます。
「高校に行ったら授業が分からない!」という高校生や
「勉強しなおしたいが、どこから始めたらいいか分からない!」という大学生、社会人が本気で取り組むのには、中学校の教科書が最高!という話をします。
私自身、中学校の教科書を書店で購入して読んでいますが、下手な入門書を開くより教科書がまとまってて分かりやすいので重宝しています。
基本は「簡単なこと」ではなく「大事なこと」
以前読んだ英語の勉強法の本で、英語ダメダメ高校生が、中学校までレベルを落としてやり直した結果、英語を超得意科目にしたエピソードがありました。
中学校の英語の教科書を1年からやり直していたらサクサク分かり、3年までの内容まで全部確認しても、1ヶ月くらいしかかからなかったそうですが…
その後改めて高校の教科書にとりかかったらスイスイスラスラと理解できたそうです。
その直後、テストでクラスで唯一の満点を獲得し自身をつけた彼はさらに加速度的に力をつけ「英語なら彼に聞け!」と言われる実力者になったと言います。
今、私も中学3年生の英語教科書を復習してますが、気づかなかったところが次々と出てきてます。
しかも、えらく基本的なだけに、超応用が利きそうな内容で。
基本って「カンタン」なのではなく「大事なところ」だったんだなと。
これでも英検二級、TOEICスコア705までは行ってるんですけどね(苦笑)
自分は正しい方向に進んでいるという、確信めいたものは感じてます。
先へ進むほど「アナ」を埋めるのは難しい
つくづく思うんですが、
中学レベルの知識のアナって、中学レベルに戻って塞いだ方が手っ取り早いんですよ。
高校レベル以上になると、どうしても細かく細かく掘っていくから大きなアナにはかえって気づきづらい。
そして、大抵の人が一通りやったことになって卒業証書貰ってるから「一丁あがり」と思ってるけど
学び直してみると全然、そんなことなかったりして。
以前『いっきに学びなおす日本史』を通読した時も感じたんですが、私は高校で日本史、やってなかったので
念のために中学校の歴史の教科書を通読したせいで、大きな穴が塞がってくれて
かなり読みやすかった。
通史的な視点て大事なんですよ。そこでアナが空いてると途端に分かりづらくなる。
そういった時に細かい知識を集めても全体像は中々描きづらい。
長く生きてるから、関心のある分野なら細かい知識はある程度集まるけど、全体でどういう流れになって、そうなるかが分かると細かい知識の位置付けがつかまえられると言いますかね。
中学校レベルってその辺がものすごく絶妙なんです。
偏向はある程度正されるので、とりあえず「丸呑み」しておく
私の仲良くしてる人で「でも教科書って偏っているからなぁ」って人、一定数いますね。
確かに「社会」や「英語」(語法や文法の正しさではなく、書いてある内容)なんかのテキストってそういうところありますね。
ただ、そういう人って
「答えは一つだと思い込んでいる」
「教科書を読んでない」
といった基本的な間違いがあるとは感じます。
確かに教科書に変なところありますよ。
英語の教科書には『かわいそうなぞう』の英訳が出てますし、
歴史の教科書には実在が疑われる『朝鮮水軍の亀甲船』が写真入りで紹介されてます。
ただ、変なところはこれから自分で学んでから直していけばいいわけで
「正しい」ものを学んで、という姿勢だと大抵のテキストは怪しいところ、ありますから。
まぁ、そういう意識のある人なら、とりあえず丸呑みしておけば、いずれ怪しいところは排出されるので
おおらかに構えておけばいいんじゃないかなと。
【読書法についての参考記事】
教科書の入手法は?
と、ここまで読んで「よし、いっちょ教科書を読んでみよう」という方、
当然ですが、教科書はどこの書店にもあるというわけじゃありません。
我が埼玉県だと、押田謙文堂というお店の上の方に売り場がありますが
いわゆる教材なので、棚に置いてない。お店の人に「教科書ください」って声を掛けると実費で売ってくれます。
しかも、格安で!一冊500円しません。
しかも、4年に一回は情報がアップデートされて、ほぼ最新の内容が読めるのもおすすめポイントです。
コスパ面でも教科書は超お得なんで、騙されたと思ってぜひ読んでみてはいかがでしょうか?
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