藤井聡さんと木村盛世さんの共著『ゼロコロナという病』を読みました。
結論から申し上げますと「こういう本を待っていた!もっと多くの人に読んでほしい」です。ホント何百万時間テレビを見ていても得られない知見を、この本は提示してくれているからです。
ずーっと「コロナが怖い」「政府が悪い」しか言わないメディアは役立たず
私、昨年から延々と続く「コロナが怖い!」がもういい加減にしてくれ!と思っています。
だって「大変だ大変だ」と言ってるだけで、建設的な話が全然ないから。大変なのはマスコミ様に言ってもらわなくても、割と実生活で感じているんですよ。いや、それよりもなんか「これ間違ってない?」ということを大音量で触れて回っているんじゃない?と思っているんです。
例えば、PCR検査なんてその代表例ですよね。
私のようなバリバリの文系人間でも、PCR検査はコロナ陽性者かどうかを(そこそこの精度で)調べる「だけ」で調べたらコロナ陽性者が減るわけじゃない。
一方で、ダイヤモンドプリンセス号の船内のような閉鎖された空間で得られた知見を活かしてなんか成果が上がっている、という話は全然聞かないし。
あと「経済か、命か?」的な単純な2元化も何の得になるわけ?と。
コロナをゼロに抑えることを至上命題にしている某野党ですが、それでウチの会社がつぶれて私が飯の食い上げになることは「やむを得ない」ことなわけ?と思ってしまいます。
デフレが跳梁跋扈しているころ、自殺者が年間3万人超えていたんですよ。
経済が悪いと、自殺者が増えるよ。
「経済を守ることも命を守ることになりませんか?」そういった冷静な議論がなくて、延々と煽りだけしてるんなら、テレビの電波なんてほとんど公害みたいなもんじゃねーか、と。
コロナを煽りまくった『あの番組』の舞台裏をばらす!
この本を読んで、やっぱりあいつ等は意図して煽ってたか!?と思ったのは、この本の共著者の木村盛世さんが証言しているか所。
『モー○ングショー』の舞台裏で「コロナ問題は長引くから、ガンガン煽りましょう!」というプロデューサーの発言に、それは違うんじゃないかと反論したら、お呼びがかからなくなり、
プロデューサーの方針に合う面々が集められ、その方針で番組が作られた、という話。
まぁ、大方そうだろうな、とは思っていましたけどね。
私も「自分の書いた文章を紙に刷って配る」という仕事をしてますから無関係ではないけど、いくらなんでもコレはひどいんじゃないの?
まぁ、あんまり煽りすぎた結果、オリンピック関連広告の出稿ががた減りして
ものの見事にブーメラン喰らってる姿を見ると「因果応報」だと思わずにいられません。
ホントに大事な事はこっちから探さないと見つからない
まぁ、ここまでグチが続きましたが「ゼロコロナを目指して経済を圧迫することが愚の愚であること」や「本当に医療はひっ迫しているのか」とかを冷静に語り合っている同著は
日本には、騒いでいることと全く別の問題が横たわっていることを提示してはいるものの
「非常に的確な指摘なだけ、まだ読んでて納得感があるし、問題が明確になるからありがたい」んです。
今の日本でメディアのトンチンカンな話や、フェイクニュースにウンザリしている人って私一人だけではないと思いますが、そんな人にはぜひ読んでほしい一冊であります。
私、昨年あたりから「テレビなんか時間の無駄で疲れるだけだから本読もうぜ!」とずーーーーっとこのブログで書いますが
ホント、この本で書かれている内容を理解して現下の問題を眺められる日本人が続々と増えていく状態になるといいよな…とホント心から願っています。
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