ああ、赤っ恥!「敷居が高い」を44歳直前まで勘ちがい!!

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私、普段から文章を書いて飯食ってる!と偉そうなことを言ってますが、その鼻っ柱をポキッと折られた1件を…。

「敷居が高い」という言葉をご存じだと思います。

昨日、フォロワーさんがこんなツイートをされていました。

で、コレを見まして「???」と。

高級店とかに入る時なんか、ちょっと二の足を踏む…それが「敷居が高い」と私も思っていたので「え、違うの?」と。

で、早速広辞苑で調べましたさ…すると

敷居が高い

不義理または面目ないことなどがあって、その人の家に行きにくい。敷居がまたげない。

つまり、借金を返してないからとか、親の反対を押し切って駆け落ちしちゃったからとか、そんな理由で「行きにくい」と気に使うのが

「敷居が高い」という言葉らしい…(´・ω・`)。オレ、間違えてた!!

おいおい…良くそれで「文章で飯を食ってる」なんて大見得切ったよなぁ…あー、恥ずかしい。

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実際どれくらいの人が間違えているか、調べてみたら…

この「敷居が高い」の勘ちがい問題…

実は、文化庁もかなり気にしているらしく、平成23年4月の文化庁月報でも、記事が掲載されていました。

それによると…

平成20年度の「国語に関する世論調査」で,「あそこは敷居が高い。」という例文を挙げて,「敷居が高い」の意味を尋ねました。結果は次のとおりです。
(ア) 相手に不義理などをしてしまい,行きにくい・・・・42.1%
(イ) 高級過ぎたり,上品過ぎたりして,入りにくい・・・45.6%
(ア)と(イ)の両方・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10.1%
(ア),(イ)とは全く別の意味・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・0.3%
分からない・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1.9%

文化庁月報平成23年4月号より引用

グラフは年代別の結果を示したものです。これを見ると明らかなとおり,

40代を境に,50代以上では本来の意味である「相手に不義理などをしてしまい,行きにくい」,

30代以下では「高級過ぎたり,上品過ぎたりして,入りにくい」を選んだ人が多くなっています。

現在は,本来の意味から「不義理や面目の立たないことをしている」という前提となる理由の部分が欠け,その家に入りにくい,という結果だけを残して用いられるように,その使い方が変わってきている状況が分かります。

文化庁月報平成23年4月号(No.511)より引用

平成20年の調査というと、今から14年前。

つまり、当時の30歳だった私は「高級過ぎたり,上品過ぎたりして,入りにくい」の意味で「敷居が高い」を解釈してた7割に入っていたことになる。

正しい方を覚えて使うに越したことはない

とはいえ、何度も念押しすると「文章を仕事にする」ことを選んじゃった私ですから、間違った内容のまま直さないと、とんだ赤っ恥を満天下にさらしちゃうわけです。

言葉って時代によって変わるもんで、

「まったく~ない」も明治期には「まったく~だ」という言い方をしていたものが変わり、最近また「まったく~だ」が復活する…という再逆転現象も発生します。

しかし、書き言葉の変化って、話し言葉よりも緩やかだし…なにより、正しい意味を心得ておくことは大事なのは当たり前ですわな。

それにしても、改めて自分の国語力チェックしなきゃいけないなぁ…どこにとんだ勘ちがいが潜んでいるか、ホント分からないもんね。

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