昔は新品の本しか買いたくない、と思っていた私も
たまたま入手出来たり、読みたい本が絶版になってたりすると、図書館やAmazonのマーケットプレイス、BOOK・OFFといった中古の本を手に取って楽しむことが増えてきました。
先日、『竜馬がゆく』を拾った場所には、古本から、炊飯器などの家電までどこからか要らないものを並べているところがあるんですが
今週末、また古本がタップリおいてありました。
わたし、こういった場所にある本には弱いんですよね。
例えば、古本がまとめてゴミ捨て場に出されている場合ですと…これは「公共の財産」ですからおいそれと手は出ないのですが
ご自由にお持ちください、となるとこの本の持ち主が「まだ価値があると思ったら、持って行って楽しんでください」と言外にほのめかされている気がするので。
で、大体この手の本は買い取りお断りされたりする本が多い。「状態が悪い」などの理由で。
だけど、これらの本は割と好事家からすると昔のベストセラーとか、自分のスポットにハマったりする本を見つけるのに、結構役に立ちます。
会社に向かう時間なんで手短に背表紙を眺めておりますと…赤川次郎の『探偵物語』もある。
この探偵物語、メディアミックス作品として赤川次郎さんが書き
薬師丸ひろ子さん主演で映画化。
共演した松田優作さんとの濃厚なチューが話題になった作品ですな。
ちなみに、同じ松田優作さん主演で、同じタイトルでも
この「工藤ちゃん」の探偵物語とは全く別の作品です。
じゃ、お前ここまでウンチク言った『探偵物語』はどうしたか?
今回はお持ち帰りなし!
正直、「どうしよっかな~?」というラインナップで…結局拾ったのがコチラになりました。
硬い本でずっこけた方、おられるかなぁ。
私、秩父事件のイメージって、『少年少女日本の歴史』で描かれたイメージしか持ってなくて
「あー、中央政府に喧嘩売って、散々にやっつけられたやつね。火縄銃じゃ勝てんだろ(笑)」というのがせいぜい。
普段から郷土愛を言ってる割に、この事件知らないなぁ…と。
そんなわけでヒョイ、と選んでみました。
本そのものは昭和49年9月20日、第11版と奥付に書いてあるので、ちょっと古いけど
その分、存命中の人からインタビュー取れたはずだからいいんじゃね?と。
(あとで計算したら、秩父事件は1884年。仮にこの本が印刷された1974年から、90年が経過し『水曜日のダウンタウン』の「ギリ説」を狙うくらい難しいと思ったわけですが)
まぁ、とりあえずこのようなケースでは「一期一会」を狙うので…と言い訳を…
読み始めてみると、秩父事件ってだいぶイメージ違うなと。案外直感で手に取ったけど
割と面白そうな雰囲気があります。
これで通勤時間も潰せ…あ、簿記どうしよう…。
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