司馬遼太郎『竜馬がゆく』をタダでいただいた話

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いつも通う駅までの道すがら、段ボールに不用品を置いてある店があった。

まぁ、ご自由にお持ち帰りくださいってことですね。

こういう時はつい覗いてしまうんですが、本に「おっ!」となる掘り出し物があるじゃないですか。

それは司馬遼太郎の『竜馬がゆく』でした。

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大学生の時、激ハマり!!

大学に入った時、最寄りの駅から大学のある明大前まで片道1時間半くらいかかりました。

二十年前の話ですから、スマホはおろか携帯もネット使えませんでしたね。

そうすると電車に乗ってて何かないかなと父親の本棚を漁ったら、見つけたのがこの『竜馬がゆく』

手に取った理由は簡単で「8巻あるから長く楽しめるだろう、通学時間に」と。

坂本龍馬なんてそんなに興味がなかったんですよ。知ってたけど。

ところが!コレが面白いのなんの。

電車の中で読み始めて夢中になり、授業中でも先が気になって読み続け、帰りの電車の中でも読んで…とあっという間に一巻読了。

その翌日からは2、3巻のように2冊持ちで通い、時間があれば読み耽る。

飯を食ってても、ウチにいても

先が気になって仕方ない。寝る前にも枕元で読み続け、結局一週間ほどで読み切った(´・ω・`)。

坂本龍馬はどんな死に方するのかは知ってたから、最終巻は流石に人前では読めず

一人で自室に篭って泣きながら読んだのはホントいい思い出。

帰りにあったら頂戴しよう

ふとそんな思い出が、パーっと目の前に展開したのですが、たとえ文庫本とはいえ

全8巻を持って会社に向かうわけにはいかないもんで…

確かに魅力的ではあるけれど…その場は貰わずに離れました。

本にもご縁というものがありまして、一回離れたとしても縁があれば結びつく。

で、仕事が終わって、帰りに覗いてみたら

まだ、あった!

コレは運命の出会いだな(大袈裟な)と思い、保護して帰ってきた次第です。

明るいところでマジマジと見ると、版は新旧バラバラでカバーが取れてるものもある。

おそらくブックオフでも値段がつかないであろう経年劣化。

しかし!読む分にはなんの問題もない!!

歳を食って、感想が変わるか楽しみ

私、よく昔読んだ本をもう一度読み返すのが好きで、昔と同じ感じを抱いたりもしますが

まるで別の本を読んでるみたいに印象が変わることもしばしばです。

【参考記事】

川口松太郎『一休さんの門』を各時代の自分がどう読んだか?
同じ小説を違う歳で読んだら、印象が変わります。今回は中学生時代に読んだ川口松太郎『一休さんの門』を再読しながら、10代、30代の頃の感想と、42歳の感想を並べて比較してみました。

自分の考えが浅かったなと感じたり、新たな発見があったりして

これこそ本を読み続けてきた特権だと思ったりします。

さて、今回は『竜馬がゆく』を読んだらどんな変化があるのか??

大いに楽しみです。

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