子どもの時、ボーイスカウトに所属していたブログ主。
今は見る影もないインドアおじさんになっているが、その昔はテントを建てて飯ごうでご飯を炊いて…ということを結構やってたりしていました。
能登地震の影響もあって、災害時の湯煎調理の講習会なんかに行くと、子どもたちが興味津々で講習会に参加している。
そんなことをしているうちに、昔の事が色々思い出されて、Amazonで昔読んだ本を探すことにした。
すぐに見つかった。「冒険図鑑」1985年発行。
絶版してない!現役バリバリである。懐かしくて購入して読んでいると、今の自分にとっても色々面白いので、つい読みふけってしまう。
野外活動の知恵がつまった一冊
この本には、野外での活動に必要なこと、ほぼすべてが入っている。
野外でどんな靴を履いたらいいか、何を着たらいいのか、地図や天気の読み方、料理の方法、かまどの作り方、食べられる山野草、工作や服の作り方や道具の使い方…
左ページには文章での解説が、右ページにはイラストで解説してあるんでとにかくわかりやすいし、面白い。
子どものころは「火遊び」は厳重に禁止されているから、それこそ大人になったらワクワクすることだらけで、まるでトム・ソーヤのように、本に書かれた知識を駆使して野外を駆け回る想像を膨らませてワクワクした。
…ボーイスカウトに入ったあとは、何かと参照していて、特に役に立ったのは「リュックサックに荷物を詰めるノウハウ」
これは、本当に助かった。…というのも、リュックの詰め方が上手だと「背負ったときに疲れにくい」から。
無駄なエネルギーを消費しない、というのはハードな野外活動(夏の3泊4日のキャンプにいくと、2,3キロは体重が落ちる)ではとっても大事なことなんです。
また、地図の読み方は、ボーイスカウトでいつもやることなんで、時々読んで復習したり、テントの建て方を復習して頭の中で段取りを確認したり、
基本的な結び方(もやい結びなど)をロープを引っ張り出して練習したりしてましたね。
「危なくなったときの対処法」も漏らさず掲載
そして、野外活動で最も大事なことは、危なくならないための行動の仕方であり
この本はさらに一歩進めて「危なくなった時の対処法」も載っていること。
道に迷ったとき、遭難したとき、カミナリが起こった時、川や池でおぼれた時、けがをした時…
こういう時に行動を間違えると最悪「死ぬ」ので、ボーイスカウトでもよく教わるのだけれど、オトナになってからでも、こういう話は何度読んでおいても「過ぎる」ことはない。
都市と違って、自然はそういうアクシデントが起こる確率が確実に高いので、よーく読んで予習している。
今読み返すと、特に落雷の項が勉強になっていて、
カミナリの距離は340m×〇秒=〇mと算出できる
という説明に、ああそうかと再確認したり…
カミナリの時「車のそば」は危ないが、「車の中」は安全と書いてあったりが面白くてためになる。
最近はカミナリがドンドン落ちる夜が多く、私が生活している埼玉県桶川市でもチョクチョク落ちている(木の下に避難した人が死亡している)ことからも、知っておいて損はないなと。
自然災害が甚大化しているから、出番に備えて読んでいく
昔から日本は自然災害が多かったと思うんだけど、最近は台風もメチャクチャ大きいのがきたりするし、自宅が倒壊したら避難もしなきゃいけない。
全部が役に立つわけではないけれど、野外経験のあるなし、って割と大事で、そういう時に経験をしたことが、将来なんかの役に立つかもしれないと思っています。
そんな、御託をならべなくったって、この本は十分に面白い。
なにしろ、親が懐かしいと買ったら、子どもが夢中になって読んでることも多い。怖い話もあるけどワクワクして読めるのだから。
一家に一冊、持っていて、たまにキャンプに行ったりして実際にやってみると、なにかと役に立つ一冊になるんじゃないか、と私は思いますね。
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