笑点の人気者、林家木久扇師匠の生き方に学べ!!

読書メモ

この記事では、落語家の林家木久扇師匠の新刊『イライラしたら豆を買いなさい』をご紹介します。

笑点の最古参メンバーでもあり、

とぼけた回答でお茶の間の人気者でもある木久扇師匠。

その超ポジティブな生き方は日常で疲れ切っている人に、元気を与えてくれると思います。

林家木久扇師匠にハマる!

昔は、笑点ですっとぼけた回答をしている不思議なオジサンというイメージを持っていたブログ主ですが、とあるラジオのインタビューコーナーでその話を聞いてから、

一気にファンになりました。

とにかく、話が面白い。

東南アジアから像を輸入して「木久像」として、観光地に置いたら人気者になって儲かる!

と閃き、現地で像を買い付けにいったものの、ワシントン条約違反で日本に輸入できず丸損した話とか、

オリンピックの時に、バルセロナにラーメン屋を開いたら、2時間も3時間もモッタリモッタリ食べる地元の人の習慣で、全然儲からなかった話。

川沿いでビアガーデンをやったら儲かる!と思ったら川の風が涼しすぎて、ビールが売れず、もったいないからと店の人で飲もうとしたら量が多すぎてベロベロになってしまった話、

とそーんな話が出てくる出てくる。

かと思うと、「頭山」という落語をSFと分析してて、面白いなと。

サクランボの種を呑み込んで、頭に桜の木が生える

→花見客が来てうるさくて眠れない

→木を引っこ抜いたら穴がぽっかり空き、雨水がたまって池に

→今度は釣り人がやってきて釣り針をたらされて頭に引っかかって痛い

→そうだ、死のうと頭の池に飛び込む

という超展開の面白さはSFだよな、とその言葉のチョイスに興味を引かれました。

その後、自分の師匠を面白おかしく描いた『彦六伝』や、モノマネ連発の『明るい選挙』など

落語も聞いたのですが、これも面白い!!

だから、先日書店で『イライラしたら豆を買いなさい』を見つけた時、ゼッタイ面白いと思って購入したのです。

超ポジティブな人生訓

これが、予想通りに面白い!

師匠の教訓みたいな内容なのですが、どことなくユーモアがあって楽しく読める。

難しいことは全然書いてないけど、人生の核心を突くようなことがずらーーっと並んでる。

例えば、『「今日も得したな」って機嫌よく生きる』って章では、東京大空襲を経験した7歳で一回人生が終わってるようなもんだから、ここまで生きてこれて得した!と書いてある。

だから、2度ガンになろうが、全然クヨクヨしない。

また、僕の好きだったビジネス失敗談も、豊富に入っているし、後で落語のネタに使えてラッキー!

なんて話も出てきて、失敗談をネタにして、転んでもたたでは起きない姿勢に

逆に人間の凄みを感じちゃったりしました。

お金儲けの話もするが、使い方の話はもっと面白い!

木久扇師匠というと、『木久蔵ラーメン』とか、『木久扇ナポリタン』といった商品を売ったり、

寄席でグッズを売って、ユーチューバーにも挑戦!といった商才のある方なんですが、

お金儲けだけでなく、お金の使い方を書いているところが面白い。

寄席では、最後に上がる主任(トリと読む)が期間中に3回、前に上がるひとに祝儀を出す習慣があるそうですが、

そんな時は「これくらいくれるんだろうな」と相手が思う額の倍上げるんだとか。

これ、以前田中角栄さんの本を読んだときにも似た話を読みました。予想の倍もご祝儀をはずむとインパクトが増して生きたお金になる。逆に「これっぽっちか」と思われると、死に金になってしまう、という話だったと思います。

また、家族にも感謝の気持ちはお金を渡すという話でも、やっぱり「予想額の倍」は生きているそうで、こういった身銭を切れる感じがホントに気持ちいい。

以前、直木賞作家の邱永漢さんが、「お金は稼ぐだけではダメ、きちんと使えて初めて一人前」と言っていたのですが、稼いだお金をちゃんと活かして使ってるあたり、木久扇さんは達人だと思いました。

人生の晩年を予習できる

あと、なるほどなと思ったのが、師匠も83歳なんで、様々な別れを経験していますが、

「死の痛みは子ども孝行で乗り越える」という話が深いなぁと。

パートナーや大事な人の死って結構辛いじゃないですか。

でも、そばに(自分の子どもじゃなくても)子どもがいるとその子の成長を目の当たりにして心が晴れるんですよね。

ホント姪っ子が生まれてから、ウチの両親も、義妹の両親も花が咲いたか、光が差したかってくらい、明るくなってる。

その間、親せきとかも亡くなってて悲しいことがあっても、何とか乗り越えていけてるですよ。

やっぱ、木久扇師匠は頭がイイ!

ここでは、書ききれないくらい人生のトリセツは多岐にわたるのですが、

どの内容も簡潔で、明解。

あと、「借りて来たような表現」がない。

カッコつけようと思って、文章を「盛って」しまうことって(私も)ままあることなんですが、それを感じさせない。

おそらく、木久扇師匠ご自身が心からそう思っているからこそ、書けた本だと思います。

初刷が今年の5月20日なので、まだ日が浅いですが

この本売れると思う。

同じく笑点メンバーの故・桂歌丸師匠の『歌丸 極上人生』も面白かったけど、これも多くの人に読んで欲しいな、と思います

→『歌丸 極上人生』に関してはコチラをクリック!!

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