古本漁りのアルアルがぎっしり!『古本マニア雑学ノート』

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私の読書メモ
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私、昔から古本屋にお世話になってまして

大学時代によく、大学のそばの古本屋で3冊100円のコーナーを漁っては1日1冊のペースで読みまくっておりました。

最近でもBOOK・OFFのようなチェーン店に行っては、100円で売ってる本を漁ったりするのが楽しみの一つであったりします。

そんな中、先日も古本漁りに勤しんでいたら、ちょっと面白い本にぶち当たりました。

唐沢俊一『古本マニア雑学ノート』

唐沢俊一さんは、なんつーか、変な本を見つけることにかけては大家といえる人で、

私なんかも昔よく読んでいたのですが、この本は確か読んだことはなかったと思います。

この文庫は2000年初版ということなんで、ちょうど大学4年生のころ。

そうすると、就職活動でげんなりしてた頃だから、おそらく見逃していたのかなぁと思います。

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20年前の古書界の奇々怪々ぶりが面白すぎる

で、この本なんですが

唐沢さんが目撃した古書界の奇々怪々ぶりが、面白く書かれているのが懐かしい。

少し前にBOOK・OFFで、端末片手に高値が付きそうな本を探す「せどり」がいましたが

持ってるものはともかく、やってることは同じ。

古書はとにかく一点ものなので、新刊本と違い、

商品でもあり、同時に店の看板でもあるという特徴があります。

で、我々のような愛書家のあこがれとして、古書店を持つというのがありまして

古書店と名乗るからには、商品兼看板の「とっておきの一冊」をと置いておく。

ところがオープン早々にハイエナのようにやって来る連中が看板をまとめて買っていく『棚さらい』をやっちゃう。

看板商品なんて滅多に出ないのに、丸腰にされる古書店は、たまったもんじゃないので、

知恵のある店主は法外な値札を付けて、ある程度客をしり、人品を値踏みしてから商談に応じるという、何段構えもの「保険」をかけている、というわけ。

ココを読んで、初めてカラクリが分かったブログ主。

神保町の古書店街には学生時代の私には手の届かないような値段の本が置かれていたんですよ。

それこそ「誰が買うんだ?」みたいな。

それって、看板を持ってかれないようにする作戦だったんだなと。

また、何気ない本がいきなり注目されて、『イカの昼寝』(仮)という本を何としても落としたい古本マニアたちのあれやこれやを描いた

「実録・仁義なき古書即売会」は、一冊の古本をめぐるキツネとタヌキの化かしあいみたいな

ドロドロとした人間模様が展開され、(読者は関わらなくていいので)高見の見物が非常に面白いです。

古本はすぐ買え!に共感。

で、後半になると唐沢さんと古本にまつわる話をエッセイにまとめてあって

コレが典型的な「古本好きアルアル」だったりします。

確か100円均一のコーナーにあった牧美也子の少女マンガ本だったが、

後ろにオマケとして、海賊モノの西洋チャンバラ短編が載っているものがあった。

それが、何と夫の松本零士との合作なのだ。

松本零士の描いたキャラクターはモロにキャプテン・ハーロックである。

「宇宙戦艦ヤマト」がちょうどTVで放映されていたころで、これは珍品だ、とうれしくなった。

すぐ買わねば、と思いつつ、ちょうど友人と近くで待ち合わせをしていた時刻が迫っていたので、

まずその友人を迎えに行き、しかるのちにここに戻ってこれを買おう、と思って棚に戻しておいた。

そして、友人を迎えに行って帰ってくる間の、ホンの五分か六分、その間に、何者かによって買われてしまったか、

再び行った時には影も形もなくなっていた。

それ以来、僕も鬼になった。 友人など半日待たせたってかまうものか。 古書は見つけたときが買うときなのだ、と決心した。

(140~141ページ)

「古本は見つけた時に買う」これには苦笑いしつつ、あるんだよねぇと同意しかない。

さすがに、友人を半日待たせたって…までとはいかないけれど…

ニアミスなんかは数限りなくあるし、逆もあります。

100円本コーナーを見てたら、昭和に出版された古ぼけた『上着を脱いだ天皇』という文庫本があったんです。

こういう本もあったのかって買って読んだら…ここに、Wikipediaでも書かれてた

昭和天皇が見たというエロ番組の話がバッチリ載っていたんです。

この話だけは平成に刊行された本には見当たらなかった。

あんまり嬉しかったから、このブログの記事にしちゃったくらいですよ(笑)

昭和天皇が伝説のお色気番組『プレイガール』を見た話は本当か?
昭和天皇の生のエピソードが満載の『上着を脱いだ天皇』から巷間で噂になっていた「昭和天皇がお色気番組『プレイガール』を見た伝説」について検証します。

もう一つの楽しみ「カラサワ・コレクション」

そして、この本のもう一つのお楽しみが、当時唐沢さんが持っていた珍本を紹介する

カラサワ・コレクション。

コレがいい具合に変で、解説というかツッコミというか、それがまたイチイチ面白い。

で、これが本文中によく考えずに差し込まれていて

文章の流れに乗ったと思ったら、変な本を面白がってるうちに筋を忘れる、ということになります(笑)

珍奇トンデモ 15『ミッキー忠助』

廣瀬しん平 春陽社 昭和9年

ある日ネズミの忠助は、 ミッキー・マウスの人気がねたましく、

ミッキーに変装して町に出ました……という設定で、中身はディズニーマンガのモロなコピー。

で、オチは「人まねはやめましょう」って、ふざけんな。

(171ページ)

戦前の日本やりますなぁ(笑)

今やったら、莫大な賠償金請求されるような、某ネズミキャラを堂々とパクる(爆笑)

珍本の解説にこういうのが付いてるんで、

ペラペラめくって拾い読みしているだけでも、面白くて仕方がないわけです。

注意なのが、唐沢さんが紹介する本って

「唐沢さんが面白おかしく書くから面白く見える」というのも案外多いみたいで、

読者から「買ってみたけど、面白くなかった」と言われるとほくそ笑む、というからご注意を(笑)

まぁ、唐沢さんの本を読んで「ばかでー!!」と笑うのが一番面白い!というオチでした。

ちゃんちゃん。

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この記事を書いたのはこんな人です
とーちゃん

活字中毒歴30年超。どんなことでも面白いと思ったらやっちゃう性格でそれが今の仕事でも結構活きています。
年間50冊くらいの読書に加え今ハマっていることは中学校英語のやり直しとブログ執筆。
「頭は生きている間は進歩するだろう」と常に勉強を続けています。学習支援のボランティアに従事してたこともあります。姪っ子命の伯父バカ。

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