ブログの記事を執筆し、Twitterで反響をうかがうと
「あなたのブログで昭和天皇という人物がとてもよく理解できた」という声が
存外に多くて、嬉しいです。
その一方で「上皇陛下や上皇后陛下、今の天皇皇后両陛下もぜひ、エピソードを書いてほしい」という声もまた多いんですね。
平成に入ると、皇室関連の出版も実に幅広く、多くの点数が出版されるようになり、
そういう意味では「資料が多くて大変ありがたい」と言えなくもないですが、昭和天皇の時のように
ある程度読んでから「頭の中に浮かび上がったテーマを書く」形の書き方だと、ちょっと時間がかかり過ぎる。
そこで本と違って「いつでも加筆修正が可能」なブログの特性を活かして
まずは、昭和天皇関連で見つけてきた手持ちのエピソードで器を作り、さらに他の本を読みながら、新しく書き足すことでエピソードを補強するやり方に切り替えようと考え、
第一弾として、この記事の前日に『上皇陛下のほのぼのエピソード集』として器を作りました。
とはいえ、上皇陛下の手持ちのエピソードは質量ともに、
昭和天皇のレベルにはマダマダいっていないので、
先日地元の図書館で関連書籍を漁って参りました。
今回は工藤美代子さんの本が2冊見つかりました。
この方は、本当に読んでいて楽しい。笹川良一について書いた『悪名の棺』は実に興味深く拝読しましたしね。
あれだけじっくり対象を深堀りして書けるなら、今回選んだ『母宮 貞明皇后とその時代』と『ジミーと呼ばれた日』の2冊もかなり期待が持てそうです。
上皇陛下のエピソードに、祖母に当たる貞明皇后の本をなぜ読むのか?と言われるかもしれませんが
これが意外とあったりします。それに加えて、大正天皇妃の貞明皇后のエピソードも探していますし、私にとっては「1冊で2度美味しい」を狙っています。
また、『ジミー~』は戦後上皇陛下の教育係となったエリザベス・ヴァイニング夫人について書かれています。
上皇陛下は歴代で初めて、夫婦で子育てに取り組むことになった皇太子なので、
その前にアメリカ式の教育を施したヴァイニング夫人の存在も、決して小さくはないだろう、と思っていました。
『祈りの旅』は朝日新聞出版社の本で、主に平成の被災地訪問にフォーカスを当てている本ですね。
朝日新聞というと、とある向きでは、非常に評判が悪いわけですが、
実は皇室関連の書籍なんかでは、朝日新聞出版社が造った本が結構信頼性が高かったりします。
以前紹介した入江相政侍従長の『天皇さまの還暦』も、この朝日新聞出版社です。
この3冊から手始めに徐々に全体像を作り上げていって
それが昭和天皇の知識とリンクし、いずれは当ブログの大きな幹に育ってくれたら、ブログ主としては面白いなぁと思っています。
【関連書籍】
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