慶応進学会の思い出

雑談

この記事は、20年前に大宮にあった、慶應進学会に通っていたときの思い出を書いています。現在同名の予備校もあると聞きますが、それとの関連は不明です。

本文は旧ブログを基本とし、改めて書き直しました。

今の学生からすると予備校に通えるなんて贅沢な!と思われるかもですが、昔はリーマンの息子でも浪人は珍しくありませんでした。

スパルタ式で中学レベルからやり直すカリキュラム

僕がこの予備校に入ったのは1996年4月だったと思います。当時はテレビCMや東京ドームに広告出したりと、かなり派手に広告を打っていました。

で、入った時にいきなり本科英語(だったと記憶している)という安っぽいB5版の冊子を渡されました。

この中には中学生レベル~の英単語、英熟語が無機質に印刷されているだけの味も素っ気もない英単語、熟語集だったのですが、週に一回この中からテストを出題し、80%正解しないと不合格、不合格になると90%の正解ができなければ延々とテストを繰り返すというものでした。

まぁ、私は自分の思うとおりに勉強して玉砕した前歴もあるので、結構マジメにやっていました。いつも周到に用意して一発合格で帰ってました。

で、その後も夏まで単語、熟語のテストが続き、一方で文法の方も中学レベルから叩き込まれました。

さすが『偏差値40からの大学受験』をうたい文句にしているだけに、徹底的に基礎を叩き込むというのは僕の当時の実力にあっていたのだと思います。

そういう意味で今の自分があるのはあの時恥も外聞もなく基礎をやり直したからであって、その点は大変感謝しています。

ここからは当時の授業を記憶を掘り起こしながら書いていきます。

ヤル気なさ過ぎな生徒

生徒は…在籍された方には申し訳ないのですが、レベルの高い人はいませんでした。

最初の授業で志望校を書かされましたが、僕の書いた学校がダントツで偏差値が高かったです。

と、いうことは皆『どこでもいいから大学に入りたい!』と言う方が集まっていたのでしょうか…ただ覚えて来るだけの単語テストもよく落ちる人がいましたね。

また、住み込み寮もありましたが、そこからの人は総じてヤル気がなかったです。みんなで合宿しているせいか、勉強以外に盛り上がってて浪人生を再生産しているようなもんだったと…

キャッチコピーどおり『偏差値40』が集まっていたのか、僕が高望みをしたのか…今になっては確認のしようがありません。

教室、テキストが雑!!

授業を行なう教室ですが、これがJR大宮駅周辺(東口西口関係なく)のオフィスビル、とりわけオンボロで借り手のいなそうな中途半端なものを借り集めたものでした。

だから、授業が変わるたびにオフィスビルをさまようわけです。

たいてい教室は道路沿いだったのですが、場所を探すのに地図片手で場合によっては2,30分は歩いたと記憶しています。

テキストは本科英語のテキスト同様、製本を場末の印刷所でやっているような安っぽい出来。

率直に申し上げて、どっかの問題集を無断で拝借したような問題(活字がバラバラなのでわかった)が並ぶという壮絶なものだったと記憶しています。

その傾向がますます酷くなるのが、夏期講習と冬期講習。

テキストは確かB4版の用紙に問題をコピーして、表紙と一緒に左上をホッチキスで留めただけのチャチな品物でした。

ブラック企業疑惑?

先生も先生で、やる気があるんだか、ないんだか。

…ある時授業の終了時間が近づくと、その先生が新しく立ち上げる予備校のチラシを受講生に配って勧誘されたりしたこともあります。

そりゃさ、目の前にいるのは見込み客だけど、冬季講習の最中ですよ?

またこいつら落ちるから、とりあえずツバつけとけ!って事ですか?

講師の労働環境も極めて劣悪だったようで、教室近くのミニストップでグッタリしている先生方を見ることもたまにあったりしました。

で、秋口になると過去問を解かせてアドバイスしてくれるチューターのような事もしていたのですが、利用して言われたのが「大学変えたら?」。

出来が悪かったのかもしれませんが、余りに直接的なアドバイスでした。

今考えると、ハデにテレビCMを打つわりには全てにおいて『安っぽい』。

ただ、先生方はそんな中でも頑張っている方もおられるわけで、独自の指導法で英語力を伸ばしていただいた村越先生や、歴史の論述を添削していただいた先生もいました。

で、何とか大学に入り、その後もCMを見てたりしたのですが、いつの間にやら予備校は影も形も見えなくなりました。

今でも大宮界隈をぶらつくことはあるのですが、教室のあったビルを眺めるたびに、あのヘンな予備校の事を思い出します。

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