2021年がちょうど教科書改訂の年に当たるので、せっかくだからこれで音読500回をやっちゃおう!と決めた『音読500回プロジェクトリターンズ』
前回は、まだ教科書が一般に発売されていなかったため、とりあえず概要のみを説明するにとどめておりました。
そして、待ちに待った4月16日。
教科書が取扱書店で一般発売され、早速私も中学校時代にお世話になった開隆堂のSunshine、中3テキストを購入しました。
最近の教科書は大きいですね。私の中学校時代の倍近い大きさです。
前版との相違点
早速、購入し中身をザッと確認しました。私はこの前の版(平成30年版)も所有していますが、単語は新しい令和3年版の方がやや、レベルが上がっていると思います。
一番大きな変化は、リーディングだけでなく、リーディングで得られた英語の知識を実際にやり取りする練習が新たに加わったことです。これはよりアウトプットへ進められるように、という構成を目指していると考えられます。
そして、そういったやり取りに役立ちそうな関連語なども用意され、覚えた例文に「関連語を差し替えて自分の意思を伝える」というアウトプットへの練習がさり気なく促せられるように教科書が作られているのが分かります。
実際の授業になると、隣同士などで、メインの英文を上手に借用しながらやり取りをするカリキュラムが新たに加わることになるでしょう。
そしてもう一つが、こちら。
ページの右上にQRコードが印刷されており、コレをスマホで読み取ると、音声のページへ飛んで、英文の読み上げなどが聞けるという、インターネットでの自学機能が一層進んだことです。
スマホやタブレットはもう、かなりの家庭で行きわたって来ているので、以前のようにCDを別に購入する必要もなくなった、と判断されたようです。
何回でも必要な場所が聞けるという便利さで、より一層リスニングの練習がしやすくなったと思います。
ただ、この事を友人に話した時に、「経済的にスマホやタブレットを持てない家庭での学習条件に差が出る」という指摘もありました。そういう側面も否定できませんが、これはやっぱりあった方が便利、だといえそうです。
少なくとも、私は教科書を持ち歩けば、好きな時に好きな個所をリスニングできるので大変便利です。この音声の利用料はタダ(ただしデータ通信を使うので、その料金は自己負担)なので、中学生は親のスマホを借りてでも、活用した方がいいかもしれませんね。
基本トレーニングの「只管朗読」はより重要になる
しかし、学習がどんなにアウトプットに向こうが、音声がネット通信で聞けるようになろうが、
基本トレーニングとしての音読の重要性はいささかも減じてはいません。
メインの英文を何回も音読する「只管朗読」を自学自習のメインに据えないと、基本の英文を差し替えて自分の意思を伝えたり、作文をスムーズにしたり、発音を正してリスニング能力をつけるといった、運用に必要な能力を伸ばせないからです。
そんなわけで、教科書が新しくなっても、只管朗読の重要性は増しこそすれ、減ずることはないと断言できます。
私は500回音読を自分に課すわけですから、教科書のこういったアウトプット練習は後回しになるかと思います。こういった練習は、一人だとやりにくいし。
ただ、いずれはちょっとずつチャレンジしていこうかな、とは思います。
1日にやるべき音読ノルマを計算する
さて、この教科書で、只管朗読に適した英文は7つのプログラムのメインの英文と、リーディングで入っている『かわいそうなゾウ』とマララさんの言葉の2本。
さらに、Further Readingという位置づけで挿入されたかなり手ごわそうなリーディング教材が2本。これは、イグノーベル賞についての文と『図書館ライオン』という話になっています。
この計11本が只管朗読の対象となりそうです。
1日1本ずつ音読をするとして、365÷11=33.18…。
つまり33回、同じ英文を音読する日があることになります。この33で目標の音読数500回を割ると、500÷33=15.151515151515…
つまり、1日15回、欠かさず音読をすれば、365日後には全文500回をクリアすることになります。
よーし、これから1年、頑張るぞ!!
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