音読500回を通して、自分のレベルを今の中3くらいには維持したい…と音読を続けています。
今日はちょっと話が脱線します。
というのも、今やってる音読500回プロジェクトリターンズが、現実問題として現役の学生さんにも応用できるのか、それプラス、未知の英文を読むいわゆる「長文問題」の対策になりうるのか?
ということを考える、いいきっかけがあったので。
友人の子どもさんの悩み「長文読解に手が出ない!」
昨日、ちょっと友人と話していまして、
今中2の女の子が英語が全然分からない、とお悩みの様子。
それも「2年になってから突然難しくなった」という。
これ、彼女がしっかり勉強しているから気づいていると思うんですが、確かに今年度から使っている教科書は、その前のモノよりかなりレベルが上がっています。
今の中1生は、新しい教科書で1から始めるから、それほど感じないとは思いますが、
彼女のように、途中でいきなり教科書が変わると、結構しんどいと思います。
それで、定期テストでも長文読解を見ただけで戦意喪失。
自分も経験あるから、内心「そうなんだよな」と思いました。
多分そんな子多いだろうな…と思いました。
新しい英文を読むのに必要なのは「教科書の英文を十分に頭にしみ込ませる」こと
長文読解問題…私も現役時代は大の苦手でして…
それは、『しくじり英語学習法』でもその迷走っぷりは書いたんですけど、
解決法はある程度分かりました。…というのも、一回人体実験してますので。
今、英語が分からない、長文読解できないとお悩みの方に一言でいうなら
「教科書の英語を何回も音読して仕上げてしまいなさい!」ということに尽きるんです。
そういうと、すぐ回数は何回ですか?と聞かれるんですが、これも、一言で言えば回数でなく手ごたえの問題で
「英訳見なくても、その英文がスラスラ読めるという自信が付くまで!」です。
【スラスラ読める、とは何か?】
英語教材でムダ金と大事な時間を浪費しないために、故清水かつぞーさんの「君の英語号は空に舞い上がれるか?」を紹介します。
あなたは頭から英文を読んで、返り読みなんかしなくてもスイスイ、スラスラ読めますか?
それが出来ないなら、早くそこまで教科書の英文を音読しなさいよということなんです。
それが出来なきゃ、いくら量をこなそうとしても効率が悪い。
何で「教科書の英文」をおすすめするのか?
で、現役の学生さんになんで教科書の英文をおすすめするのか?
もっと読みやすいモノあるんじゃない?と昔のわたしなら変な色目を使うでしょうが、英語の教科書がぜったいおススメなんです。
その理由は
①教科書の英文が同レベルの英文で一番理解度が進んでいるから
教科書って、授業でやって、一応授業の中で関連するプリントをこなして…と一応、読んでいます。授業で寝てなきゃ、とりあえず目は通しているでしょう。
これを他の英文で、独学でここまでやるの結構大変ですよ?多少、英文が味気ないと思うのは勝手ですが、おそらく学習者で一番習熟しているのって、教科書の英文ですよ。
②理解できないことをすぐ調べられるお手軽さ
教科書の分からない部分はすぐ先生に聞けばいいし、教科書ガイドという解説書もある。
英文の内容を完全に理解する、というステップは英語に限らず勉強では絶対に大事なんで、別のモノに振り向けるエネルギーがあるなら、教科書一本で理解を深めた方が早いし、簡単。
③ありがたいことに学校側がテストで理解度を測ってくれる
最大のポイントはコレ!
定期テストでどれだけ教科書を理解しているかを学校側が定期的にチェックしてくれることです。自己評価はややもすれば甘い方向に向かいがちですが、
テストの点は正直です。
未知の英文は、今知ってる同レベルの英文が読めれば、読める!
それでも、昔の私のように「教科書の英文がそのまま入試や業者テストで出ないじゃん?やっぱり知らない英文をやった方がいいんじゃないの?」と思う方もいるかもしれませんが、
「それはそうだが、知らない英文を読んで力を付けるのは、今与えられている教科書がスラスラ読めなきゃできない課題」だと思います。
英語の学習法で、よく多読を言う人がいるんですけど、あれは…徹底的に一つの教材をやり尽くして、それで「もっと読みたいなぁ」と思う人がやればいい。
まずは、今持っている教科書を徹底的に深掘りしてみることをお勧めします。
具体的には…
①英文を中心に、英単語、英熟語を丸ごと覚え込む
②文法を理解して、英文ごと覚え込む
③そのために、呆れるほど音読する
以上3つをやってごらん?そうすれば、同レベルの英文、スラスラ読めるから。
英語は、理屈知ってても実践しなきゃ意味がないです。
他の方法に浮気する暇があるなら、教科書を徹底的にやれ!そうすれば知らない同レベルの英文でもスラスラ読めます。
Trust me !
【参考記事】
只管朗読 – かつうら英語塾 (katsuura-eigojuku.com)
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