読書習慣が大学最大の収穫

勉強のコツ

パラダイス政経に迷い込む

私は一浪の末、第一志望の明治大学政治経済学部に入学しました。

…したのですが、当時はこの学部『パラダイス政経』と呼ばれていました。

法学部のように卒業の番人がいるでもなし、入学当初はまだまだ景気もそんなに悪くもなし…4年間単位だけ取って、遊び歩こうが何しようが構わない!

周りはそんなわけでバイトだコンパだナンパだ…と青春を謳歌している人ばかり。

よく言えば自由。悪く言えばすべて自己責任。

そんなわけで、私も人並みにバイトに励み、飲み歩いてはいたのですが、

たった一つ、誇れるのは4年間「1日1冊、本を読む」でした。

電車は最高の読書ルーム

始めの2年は京王線の明大前まで。最寄りのJR高崎線桶川駅からは、新宿までの直通電車がまだなく、高崎線~埼京線~京王線と乗り継ぎ、片道一時間半くらいでした。

往復で3時間くらいあるわけですが、当時はスマホもないので、家の本棚をあさって、司馬遼太郎の『竜馬がゆく』を通学時間に読み始めたわけです。全8巻だから、暇がつぶれるだろうと。

ところがこれが面白い。通学時間はもちろん授業の内容そっちのけで読み続け、一週間もたたないうちに読破しました。

電車の中ってめちゃくちゃ集中できるんですよ、あの独特のゆれと、静かすぎない車内の雰囲気が集中できるんですよね。長くしんどい通学時間が一気に楽しみの域に変化したのです。

新しい本を読もうとバイト代を本につぎ込んでも1日1冊は読んでしまうので、当時本代はいくらあっても足りませんでした。

そうすると、今度は古本屋に行って3冊100円の文庫や新書を紙袋いっぱいに買ってくる。

そんな感じで読みまくっていたら、パラダイス政経で珍しく真面目に授業を受ける学生だと、元学長の故岡野加穂留教授に褒められたことがありました。

実はその教授は自慢話しかしないので、その間に本を持ち込んで読んでただけなんですけどね。

ゼミに入って「本の読み方」を教わる

で、3年になって進んだのは本好きで知られる吉田悦志教授のゼミ。

集まってるのはみーんな読書大好き人間で、ここで課題図書を読んできて議論しました。みんな違った読み方をしているんだな、と毎週月曜日はとても楽しい時間を過ごしました。

また、ゼミが終わると「第二ゼミ」と称して神田の安酒屋で先生と飲みながらひたすら世間話。本読みはバカッ話でも、色んな話題が出てきて面白かったです。

読書は今でも重要

もっとも昔は「精読」とかあんまり考えてなくて、夢中になってただけなんです。

けれど実際に社会にでて仕事をすると、「文章が分かりやすい」とお褒めの言葉をもらうことが多くなりました。

そして、仕事のために量こそは減りましたが、1か月に5,6冊は読むようにしています。

本を読んでると、文章を書くことに全く抵抗がなくなります。そして、断片的なネットの情報とは別の、一つの思考回路が出来上がってきて、相手の意見を検討し、それに対する意見を他人に容易に伝えられるようになりました。

今はスマホという「時間くい虫」があるため、読書は減少傾向にあるようですが、逆に今だから本を読む人は読まない人に差をつけることになると思います。

どんな本でも構わないので、本を読む習慣を付けられたことが私にとって大学生活で得た最大の成果だと思います。

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